荏原製作所は4月15日、四国地方整備局が発注した柿の木谷川排水機場(徳島県阿波市)に大型雨水ポンプ2台を納入したと発表した。老朽化設備の更新と近年の豪雨対応を目的とし、地域の排水機能の強化と防災力向上に寄与する。
本機場は吉野川北岸流域に位置し、約50年前に浸水対策として整備された。その後、ポンプ増設などを経て運用されてきたが、近年は豪雨による水位上昇や設備の経年劣化が課題となっていた。今回の更新により、排水機能の信頼性向上と維持管理の効率化が図られる。
新たに設置されたポンプは2台で、稼働時の排水能力は毎分480トン。標準的な25メートルプール(約600㎥)を約75秒で排水できる性能を持つ。機種は立軸斜流(Ⅱ型)減速機搭載型(1200VZGE型)で、口径1200mm、吐出量4.0㎥/s、揚程2.9mの仕様となっている。
工事期間は2023年10月6日から2026年3月31日まで。施工場所は徳島県阿波市市場町伊月地先。
荏原は雨水排水機場向けポンプで国内トップクラスの納入実績を有し、新設・更新・改造案件を幅広く手掛けている。長期ビジョン「E-Vision2035」では、社会インフラの高度化を通じて安全・安心な社会の実現と持続可能な社会づくりへの貢献を掲げており、今後も水インフラ分野での事業展開を強化していく方針。
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