・アジア次世代人材育成を継続
日本精工(NSK)が設立した一般財団法人NSK奨学財団は、2026年5月26日、2026年度の日本人奨学生採用式を東京都内で開催した。
同財団は、アジアの一員として「ものづくり企業」の立場から、次世代を担う高度人材の育成を目的に2017年4月に設立。今回、海外の大学・大学院への留学を予定する日本人学生4名に対して採用証が授与された。採用式には、新たに採用された4名のほか、前年度以前の在学生や卒業生も出席し、活発な交流が行われた。
■社会科学系・理工学系からグローバルリーダーを育成
NSK奨学財団の支援対象は以下の通りである。
- 日本人学生:社会科学系および理工学系(年間4名) 海外留学にかかる授業料、生活費、渡航費を給付。世界で日本のリーダーシップが期待される中、強い使命感を持つ次世代リーダーの育成を支援する。
- 外国人学生(アジア):理工学系(年間4名)
日本の大学院への留学を支援。アシア地域全体の人材育成に貢献する。
設立趣旨は、2016年の創立100周年を機に、企業理念「円滑で安全な社会への貢献」や「NSKビジョン2026」に掲げる「新しい動きをつくり出し、より高い価値を提供する」という想いに基づいている。紛争・飢餓、気候変動、自然保護など地球規模の課題解決に資する人材育成を長期的に支えることを目的としている。
理事長の野上宰門氏(日本精工㈱顧問)は、設立以来一貫して「アジアと共に成長する」視点での人材投資を推進している。
■世界をリードする軸受メーカーの社会貢献活動
NSKは1916年に日本で初めて軸受(ベアリング)の生産を開始して以来、100年を超える歴史を持つ精密機器メーカー。軸受分野で世界第3位のシェアを誇り、ボールねじや電動パワーステアリングなどの分野でも世界をリードしている。現在、約30カ国に拠点を展開し、グローバルに事業を展開している。
同財団を通じた教育支援活動は、単なる奨学金給付にとどまらず、NSKが掲げる「持続可能な社会への貢献」と「グローバル人材育成」を体現する重要な取り組みとして、機械・ものづくり業界内でも注目を集めている。
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