ジーシー、静岡県小山町に「新生体材料工場」を建設

・高度管理医療機器対応の新工場、2027年11月完成予定

ジーシー(東京都文京区)は5月19日、静岡県駿東郡小山町の富士小山工場敷地内で、「富士小山工場 新生体材料工場」の建設に向けた地鎮祭を5月18日に実施したと発表した。生体材料事業の強化を目的に新工場を建設するもので、高度管理医療機器(クラスⅣ)の製造規格に対応した生産体制を構築する。完成は2027年11月末を予定している。

同社は近年、骨補填材や吸収性メンブレンなど、先進歯科医療向けの生体材料事業を強化している。2023年7月には、オリンパステルモバイオマテリアルのコラーゲン事業に関する開発・製造・販売事業などを承継し、歯科分野に加え、形成外科や救急科など医科分野も含めた生体材料事業の拡大を進めてきた。

新工場では、生体材料製品を製造する予定。高度管理医療機器に求められる厳格な製造管理・品質管理に対応するため、大型クリーンルームや、製品・工程特性に合わせた専用設計のクリーンベンチを導入し、最新の規格・規制に適合した生産環境を整備する。

富士小山工場は1976年に設立された同社の主力生産拠点で、歯科材料や機械を製造している。現在は5工場が稼働しており、製品は世界145カ国以上に供給されている。環境面でも取り組みを進めており、「全国みどりの工場大賞」で経済産業大臣賞などを受賞。2025年に竣工した第5工場ではZEB(Net Zero Energy Building)認証を取得している。

同社は長期ビジョン「Vision 2031」で、「健康長寿社会を実現する歯科界のリーディングカンパニー」を掲げており、新工場についても、地域社会や環境に配慮したマザー工場として新たな価値創出を目指すとしている。

画像:富士小山工場 新生体材料工場 完成イメージ

■プロジェクト概要
施設名称:富士小山工場 新生体材料工場
所在地:静岡県駿東郡小山町湯船 富士山麓フロンティアパーク小山7-1区画
敷地面積:10,000.09㎡
建築面積:2,414.20㎡
延床面積:4,549.07㎡
用途:生体材料製品製造工場
対応規格:高度管理医療機器(クラスⅣ)
設計施工:千代田エクスワンエンジニアリング
ビジネスパートナー:鹿島建設、テクノ菱和、関電工
工期:2026年6月~2027年11月30日
地鎮祭実施日:2026年5月18日

ニュースリリース