東洋エンジニアリング、シンガポールでAster向け既設エチレンプラント改造2案件を受注

・エチレン輸出能力倍増と省エネ化を支援

東洋エンジニアリングは5月20日、シンガポールのエネルギー企業アスターケミカル(Aster Chemicals and Energy)およびアスターパワー(Aster Power)から、ブコム島の既設エチレンプラントに関する2件の改造プロジェクトを受注したと発表した。エチレン輸出能力の増強とプラント全体のエネルギー効率向上を図るもので、東南アジアの石油化学・エネルギー基盤強化に寄与する。

今回受注したのは、「エチレン冷却ユニット改造プロジェクト」と「ガスタービンユニット統合プロジェクト」の2案件。対象となるエチレンプラントは、TOYOが過去に建設した設備であり、既設プラントに対する豊富な知見や技術力が評価され、受注につながった。

「エチレン冷却ユニット改造プロジェクト」では、アスターケミカルが推進するエチレン輸出能力倍増計画に対応するため、既設エチレン冷却ユニット(C2 Chiller Unit)の改造を実施する。TOYOは、2025年に受注した基本設計(FEED)業務に続き、詳細設計、調達サービス、建設マネジメント(EPsCm)を担当する。

同案件は、シンガポールの石油化学・エネルギーハブとしての機能強化を目的としたAsterグループの成長戦略の一環であり、輸出能力増強による国際競争力向上が期待されている。

一方、「ガスタービンユニット統合プロジェクト」では、アスターパワー向けに、既設エチレンプラントのガスタービン排熱を加熱炉燃焼空気として再利用するシステムを導入する。TOYOは基本設計(FEED)を担当する。

同プロジェクトでは、ガスタービンの高温排気ガスを有効活用することで燃料消費を削減し、プラント全体のエネルギー効率向上とCO2排出削減を図る。TOYOは国内外で同種のガスタービン統合技術の導入実績を有しており、その実績と技術力が評価された。

TOYOは、石油化学分野における豊富なプロジェクト遂行経験とグローバルマネジメント体制を強みに、成長が続く東南アジア市場での事業拡大を進める方針としている。

■プロジェクト概要
<エチレン冷却ユニット改造プロジェクト>
客先:アスターケミカル(Aster Chemicals and Energy Pte. Ltd.)
受注者:東洋エンジニアリング
建設地:シンガポール・ブコム島
対象設備:エチレン冷却ユニット(C2 Chiller Unit)
役務内容:詳細設計、調達サービス、建設マネジメント(EPsCm)

<ガスタービンユニット統合プロジェクト>
客先:アスターパワー(Aster Power Pte. Ltd.)
受注者:東洋エンジニアリング
建設地:シンガポール・ブコム島
対象設備:ガスタービンユニット
役務内容:基本設計(FEED)

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