シンフォニアテクノロジー、伊勢製作所に航空宇宙機器の新工場

・生産能力を400億円体制へ拡大

シンフォニアテクノロジー(東京都港区)は5月19日、伊勢製作所(三重県伊勢市竹ヶ鼻町100)構内に航空宇宙機器の新工場を建設すると発表した。着工は2025年5月、完工は2026年8月、稼働開始は2027年1月を予定しており、鉄骨4階建て・延床1万3,568㎡の専用棟を新設する。航空・防衛分野で拡大する需要に対応し、生産体制を強化する。

同社は中期経営計画「SINFONIA NEXT DREAM」で事業規模拡大を最重要テーマに掲げており、その中核を担うのが航空宇宙事業だ。新工場の稼働により、同事業の生産キャパシティは現在の250億円から400億円へ引き上げられる見通しで、建屋・設備を含む総投資額は約120億円となる。

新工場は、航空宇宙製品に求められる厳格な品質基準に対応するため、温湿度管理設備や米国規格ANSI/ESD S20.20準拠の静電対策を導入し、高いセキュリティ性を備えた設計とした。製造設備・試験設備を集約するとともに、生産計画と連動した部品・製品の自動搬送、設備稼働の監視による異常の早期検知、作業負荷の可視化による要員配置の最適化など、スマートファクトリー化を推進する。倉庫機能も集約し、新工場への自動搬送体制を構築することで、物流効率化と倉庫業務の省力化を図る。

同社は1920年に航空機機上用風車式直流発電機の製作を開始して以降、国産ロケット用電装品など航空宇宙分野で実績を積み重ねてきた。今回の新工場建設により、航空宇宙機器事業の拡大と供給体制の強化を一段と進める。

<航空宇宙機器新工場の概要>
建屋構造:鉄骨4階建て
建築面積:3,712㎡
延床面積:13,568㎡
着工 :2025 年5 月
完工:2026 年8 月
稼働:2027 年1 月
生産能力:現在250億円⇒ 稼働後 400億円
投資金額:約120億円(建屋、設備含む)

ニュースリリース