NISSHA(京都市中京区)は5月18日、医療機器の開発製造受託(CDMO)事業を展開するニッシャ・メディカル・テクノロジーズ(Nissha Medical Technologies、NMT)が、米ウィスコンシン州ニューリッチモンドで医療機器向けマイクロ成形工場の新棟起工式を開催したと発表した。医療機器分野で高精度・小型部品の需要が拡大していることを受け、生産能力を大幅に拡充する。
新棟は2027年4月の完成を予定しており、その後、段階的に設備導入を進め、本格稼働へ移行する計画。稼働後は、マイクロ成形に関する生産能力を従来比で2倍以上に引き上げる見込み。
NMTは、マイクロメートル単位の寸法精度で微細形状を形成するマイクロ成形技術を活用し、内視鏡用処置具などの低侵襲医療向け手術機器をはじめ、手術支援ロボット、診断機器、医療用ウェアラブルセンサー向け部品などを製造している。
近年は、医療機器の小型化・高機能化が進展しており、精密樹脂部品への需要が拡大。今回の新棟建設により、NMTは先端医療機器市場への供給体制を強化し、顧客対応力の向上と事業拡大を図る。
同社は、マイクロ成形品が患者の身体的負担軽減や医療現場の利便性向上に貢献するとしており、今後も高付加価値な医療機器向け製品の開発・生産体制を強化する方針。
■プロジェクト概要
所在地:米国ウィスコンシン州ニューリッチモンド
事業主体:ニッシャ・メディカル・テクノロジーズ(Nissha Medical Technologies、NMT)
内容:医療機器向けマイクロ成形工場の新棟建設
目的:高精度・小型医療部品需要の拡大への対応、生産能力強化
完成予定:2027年4月
生産能力:従来比2倍超へ拡大予定
主用途:内視鏡用処置具、手術支援ロボット、診断機器、医療用ウェアラブルセンサー向け部品など