オリオン機械(長野県須坂市)は4月16日、インドの真空機器販売会社クマーク・バキューム・システムズ(Kumark Vacuum Systems Pvt. Ltd.)と合弁で、「オリオン・マシナリー・バキューム・システムズ(Orion Machinery Vacuum Systems Pvt. Ltd.、仮称)」をマハラシュトラ州に設立し、産業用真空ポンプの現地生産・販売に進出すると発表した。
同社にとって同拠点は、中国、韓国、台湾、タイに続く海外生産ネットワークの一環で、5カ国9社目の海外生産拠点となる。インドではすでにチラーの現地生産を展開しており、今回の真空ポンプ事業の立ち上げにより、同国での事業拡大を加速する。
新会社の資本金は約2億円で、出資比率はオリオン機械が70%、クマークが30%。従業員数は約20人を予定し、代表者には現地代理店の社長であるキラン・クマール氏(Kiran Kumar K.)が就任する。
事業面では、これまで15年にわたりオリオン機械製品の販売・サービスを担ってきたクマークの営業ネットワークを活用。印刷・包装業界を中心に培った顧客基盤を軸に、小型・中型真空ポンプの現地組立製品を展開するとともに、日本から大型の最新機種も投入し、製品ラインアップの拡充を図る。加えて、日系企業向けの販売チャネル開拓や代理店網の拡大を進め、流通網の強化と市場規模の拡大を目指す。
また、現地部品の採用によるコスト競争力の向上や、インド市場向け専用製品の開発にも取り組み、価格競争力と市場適応力を高める方針。
インド市場進出の背景には、2017年に設立したチラー合弁会社での成功がある。現地主導でのブランド浸透と販売拡大で一定の成果を上げたことから、真空ポンプ事業でも同様の展開を図る。これまでの協業を通じて築いた信頼関係と、双方の成長戦略が一致したことが、今回の合弁設立の決め手となった。
クマークは2000年設立の真空機器専門企業で、2010年からオリオン機械の代理店として活動。インド全土に販売・サービス網を持ち、日本製真空機器の輸入販売に加え、小型機種の現地組立にも取り組んでいる。
■プロジェクト概要
項目:内容
会社名:オリオン・マシナリー・バキューム・システムズ(Orion Machinery Vacuum Systems Pvt. Ltd.、仮称)
所在地:インド・マハラシュトラ州
代表者:キラン・クマール氏(Kiran Kumar K.)
投資額:約2億円
出資比率:オリオン機械70%/クマーク30%
従業員数:約20名
事業内容:産業用真空ポンプの製造・販売
■パートナー企業概要
項目:内容
会社名:クマーク・バキューム・システムズ(Kumark Vacuum Systems Pvt. Ltd.)
設立:2000年(2010年より代理店)
所在地:工場:ケララ州ティルヴァナンタプラム市/営業所:マハラシュトラ州ターネ市
従業員数:11名
事業内容:真空機器の販売・サービス、現地組立製造
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