仏マニトウ・グループ取締役会議長、ジャクリーヌ・ヒムズワース氏が逝去

マニトウ・グループ(Manitou Group):2026年4月11日

フランスの産業機械大手マニトウ・グループ(本社・アンスニ:Ancenis)は4月11日、同社取締役会議長を務めるジャクリーヌ・ヒムズワース(Jacqueline Himsworth)氏が82歳で逝去したと発表した。

ヒムズワース氏は1944年、まだ生後13カ月の頃に父親を亡くした。その後、母親のアンドレ・ブロー(Andrée Braud)氏がクレーンやコンクリートミキサーの製造という夫の事業を一人で引き継ぎ発展させたその姿が、同氏の強靭な意志と不屈の精神の原点となった。

フランス・アンジェ(Angers)のESSCAビジネススクールを卒業後、ヒムズワース氏はアンスニのブロー・ニュトリシオン・アニマル(Braud Nutrition Animale)社をはじめ複数の企業経営に携わる一方、マニトウ製フォークリフトの創業者である兄のマルセル・ブロー(Marcel Braud)氏とともに、ブロー&フォシュー(Braud & Faucheux)社(1981年にマニトウBF(Manitou BF)に改称)の発展に尽力した。長年にわたり主要株主・取締役として同社を支え、ファミリービジネスを世界的なブランドへと押し上げた立役者の一人である。

2017年には取締役会議長に就任。企業のDNA継承と技術革新、そして人間中心の経営を両立させたバランスの取れたガバナンスを体現し、グループの長期的な持続可能性と変革を力強く主導した。また、次世代経営陣の育成と世代交代にも積極的に取り組み、同族経営の継続性と経営の安定化を図った。

ミシェル・ドニ(Michel Denis)社長兼CEOは「ヒムズワース氏は知恵と確固たる信念を兼ね備えた方でした。グループで働く一人ひとりへの誓いと価値観を忘れることなく、世界へ挑戦し続けることを常に私たちに伝えてくださいました。そのビジョン、献身、先見性、そして温かい人柄は、今後も私たちの企業文化の礎であり続けます」と故人を偲んだ。

取締役会は近日中に緊急会合を開き、ヒムズワース氏が体現してきた「安定」と「継承」の精神に沿ったガバナンス継続策を協議・実施する方針。

マニトウ・グループは荷役機械・高所作業車・土木機械の世界的リーダーとして、「マニトウ(Manitou)」「ゲール(Gehl)」のブランドで建設・農業・産業分野向け機械の設計・製造・販売・サービスを展開。全世界800のディーラーネットワークを擁し、2025年の売上高は26億ユーロ、世界各地に6,100名の従業員を抱える。

同社は全従業員を代表し、ヒムズワース氏の御家族および関係各位に対し、謹んで哀悼の意を表する。

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