・ブラジル・サントス港でトランステック・ワールドが採用、脱炭素と効率化を推進
コネクレーンズ(Konecranes):2026年4月14日
コネクレーンズは4月14日、ブラジル・サントス港において、トランステック・ワールド(Transtec World)が同社の電動空コンテナハンドラーを導入すると発表した。南北アメリカ大陸における同機種の導入は初となる。受注は2025年第4四半期、納入は2026年第2四半期を予定している。
導入されるのは「E-ACE 7/8 ECC 90」電動空コンテナハンドラー2台で、サントス港内のコンテナデポで稼働する。トランステック・ワールドは同港で8カ所のコンテナヤードを運営し、年間71万TEU超を取り扱う有力デポ事業者であり、日常の積み上げおよび再配置作業に同機を活用する。
同社のロジェリオ・オリベイラ(Rogério Oliveira)オペレーションディレクターは「コネクレーンズはブランドの品質に加え、販売代理店エクイポート(Equiport)による強力な現地サポートが評価された。南北アメリカで初めてフル電動空コンテナハンドラーを導入できることを誇りに思う。効率向上とCO2排出削減を実現し、顧客の期待に応える」と述べた。
同機は高頻度のコンテナハンドリングに対応する高電圧電動モデルで、高い揚重性能を維持しながら排気ガスを排出しないのが特徴。電動ドライブにより騒音低減、エネルギー効率向上、ディーゼル機比での運用コスト削減を実現する。安全性や人間工学にも配慮した設計で、オペレーターの作業環境を向上させるほか、遠隔監視システム「トゥルーコネクト(TRUCONNECT® Remote Monitoring)」を搭載し、リアルタイムデータによる予防保全と稼働率向上を支援する。
コネクレーンズ・リフトトラックス(Konecranes Lift Trucks)のアンドレス・ラミレス(Andres Ramirez)リージョナルセールス開発マネージャーは「大規模デポでの導入は、電動機でも日常業務の性能要件を満たせることを示すものだ。効率向上や排出削減、グローバルサプライチェーンの要請への対応を目指す動きが、南北アメリカでも加速している」とコメントした。
今回の契約は、港湾荷役の脱炭素化を段階的に進める同社の戦略「エコリフティング(Ecolifting)」の具体例の一つとなる。同戦略では、再生可能ディーゼル、ハイブリッド、フル電動、さらには水素など多様な動力ソリューションを提供し、顧客の移行を支援する。
コネクレーンズはマテリアルハンドリング分野のグローバル大手で、50カ国以上に約1万6500人を擁する。2025年の売上高は42億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。
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