JCB :2026年7月15日
JCBは、テレマティクスプラットフォーム「ライブリンク(LiveLink)」をアップデートし、安全性やセキュリティ機能、遠隔機械管理機能などを強化した。AI安全支援システム「JCBインテリセンス(JCB IntelliSense)」との連携も拡充し、顧客の収益性向上や安全な現場運営、持続可能な機械運用を支援する。
ライブリンク(LiveLink)は、建設機械の稼働状況や保守管理を効率化するためのテレマティクスプラットフォームで、現在、世界58万台以上の建機を接続し、4万社を超える顧客が利用している。Webブラウザーおよびモバイルアプリから利用でき、JCB製機械だけでなく混合車両(ミックスフリート)の管理にも対応する。
同システムでは、機械の位置情報、稼働率、燃料消費量、保守時期、セキュリティ情報などを一元管理でき、稼働率の最大化や燃費改善、効率的な運用判断を支援する。
今回のアップデートでは、安全・セキュリティ機能をさらに強化したほか、ハイビズ・ロードオール(Hi-Viz Loadall)テレスコピックハンドラー向けに遠隔管理機能を拡充した。対象機種は「535-125」「540-140」「540-180」の3モデル。
フリート管理者はライブリンクを通じて、オートストップ設定、速度制限、インテリセンス(IntelliSense)の有効化、タイヤ空気圧監視設定、PINコード管理などを遠隔で変更できるようになった。現場へ出向くことなく機械設定を変更できるため、運用管理の効率化や現場ルールの順守、機械セキュリティの向上につながる。
また、タイヤ空気圧の情報も遠隔監視できるようになり、空気圧不足による燃費悪化や走行性能低下、タイヤ寿命の短縮を未然に把握できる。
安全・セキュリティ面では、機械監視、オペレーター点検、リアルタイム通知を組み合わせた機能を拡充した。利用者は機械異常アラート、保守通知、ジオフェンス(Geofencing)、営業時間外アラートなどを設定でき、故障の予兆や不正利用を早期に検知できる。
さらに、AIを活用した安全支援システム「JCBインテリセンス(JCB IntelliSense)」との連携により、危険エリアに侵入した歩行者をオペレーターへ警告する機能を搭載。ヒヤリハット事象や映像データもライブリンク上で確認でき、現場にいなくても安全管理や事故分析を実施できる。
運用管理機能では、作業時間、アイドル時間、燃料消費量、CO₂排出量などの詳細データを提供。自動レポート機能や柔軟な監視ツールにより、複数拠点・複数機械の稼働状況を一元管理できる。稼働率の低い機械や長時間アイドリング、不要な燃料消費を把握することで、運用改善やコスト削減、予防保全の推進を支援する。
加えて、燃料使用量とCO₂排出量のレポート機能も備え、効率改善の定量評価やサステナビリティ目標の達成、契約上の環境要件への対応にも活用できる。
ライブリンクは「JCBオペレーターアプリ(JCB Operator App)」とも連携しており、オペレーターは日常点検をアプリ上で実施できるため、機械の安全性や法令順守、稼働準備の維持にも役立つ。
JCBグループ(JCB Group)グローバルアフターセールス担当マネージングディレクターのマリオ・モーザー(Mario Moser)氏は、「顧客は運用コスト削減や機械稼働率向上、安全で効率的な現場運営をこれまで以上に求めている。ライブリンクは、フリート管理者や現場責任者、オペレーターなど、それぞれの立場に応じた必要な情報を提供し、より良い意思決定を支援する。これにより、収益性向上、安全な作業環境の実現、持続可能な機械運用に貢献する」とコメントしている。
コメントを投稿するにはログインしてください。