三一(SANY )、インドネシアで電動鉱山用ショベル「SY3000E」を海外初納入

・グリーンマイニング市場へ本格参入

三一(SANY ):2026年7月13日

三一(SANY )は、電動鉱山用油圧ショベル「SY3000E」2台をインドネシアの鉱山事業者へ納入し、海外市場で初めて引き渡した。大型電動鉱山用ショベルの海外展開の第一歩となる案件であり、同社は世界のグリーンマイニング市場への本格参入を加速する。

三一(SANY )は、アジア太平洋地域部門と重機事業部(Heavy Machinery BU)の連携により、電動鉱山用油圧ショベル「SY3000E」2台を海外市場で初めて納入した。引き渡し式はインドネシアの鉱山現場で行われ、現地有力鉱山会社へ正式に引き渡された。

今回の納入は、三一(SANY )が世界の電動鉱山用ショベル市場へ本格参入したことを示す節目となるとともに、同社の鉱山用ショベル製品群が市場で高い評価を得ていることを示すものとなった。

SY3000Eは、大規模露天掘り鉱山向けのフラッグシップ電動モデルで、フル電動駆動システムとインテリジェント電動油圧制御システムを採用。高い掘削力と優れた操作性、高い信頼性を実現するとともに、排出ガスゼロ、低騒音、運用コスト低減を実現し、世界的に進む鉱山業界の脱炭素化・持続可能性への取り組みに対応する。

同機は石炭鉱山や採石場などで実証試験を重ね、多様な作業環境への高い適応性を確認済みである。

また、インドネシア特有の高温多湿環境に対応できるよう設計されており、三一(SANY )は今回の納入を両社協力の深化とグリーンマイニング推進に向けた重要な一歩と位置付けている。今後は充実したアフターサービス、十分な補修部品供給、専門技術サポートを提供し、設備の安定稼働を支援する方針だ。

納入先は、鉱区の移動や運搬距離の長距離化に伴い、燃料コストの高騰が鉱山運営上の大きな課題となっていると説明。今回導入したSY3000Eは、化石燃料をグリーンエネルギーへ置き換える戦略的投資であり、大幅な効率向上につながるとしている。

同社オペレーション担当責任者は、SY3000Eについて、従来のディーゼルショベルと比べて掘削時の応答性が高く、出力も安定していると評価。さらに、正式引き渡し前に実施した試験運用でも運用コスト削減効果を確認しており、高い経済性を実証したとしている。

引き渡し式では、三一(SANY )インドネシア直販子会社の梁静ゼネラルマネージャー(Liang Jing)が、幸運を象徴するインドネシア伝統料理「トゥンペン(tumpeng)」を切り分け、顧客へ贈呈。記念品の贈呈と設備稼働開始を象徴するゴールデンキーの引き渡しも行われ、SY3000Eの本格稼働開始を祝った。

三一(SANY )は、世界各地の鉱山顧客の多様なニーズに対応するため、さまざまな用途に対応した鉱山用ショベル製品群を展開している。今回のSY3000E海外初納入を契機に、電動鉱山用ショベルの世界展開を本格化させる。

今後も鉱山機械事業への投資を継続するとともに、技術革新を通じて鉱業の持続可能性向上を図り、世界の顧客とともにグリーンマイニングの新たなエコシステム構築を目指す。

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