トヨタ自動車(愛知県豊田市)は7月7日、北米統括会社であるToyota Motor North America, Inc.が、米国テキサス州サンアントニオ工場に総額36億ドルを投資し、第2車両組立ラインを新設すると発表した。2030年の稼働開始を予定しており、生産能力の拡大と地域雇用の創出を通じて、北米市場向けの供給体制を強化する。
新ラインでは、ピックアップトラック「タコマ」を生産する計画。これに伴い、同工場では2,000人を超える新規雇用を創出するとともに、年間生産能力を約15万台増強する見込みである。
また、現在メキシコ・バハ・カリフォルニア工場で生産しているタコマについては、約4年間をかけてサンアントニオ工場へ段階的に生産を移管する計画としている。
今回の投資は、米国市場における多様な顧客ニーズへの対応と、地域に根差した競争力ある生産体制の強化を目的としたもの。トヨタは、マルチパスウェイ戦略のもと、多様なパワートレーンを提供しながら、各地域で持続可能な事業基盤の構築を進め、「町いちばんの企業」を目指す考えを示している。
■プロジェクト概要
事業名:サンアントニオ工場第2車両組立ライン新設プロジェクト
事業主体:トヨタ自動車/Toyota Motor North America, Inc.
事業場所:米国テキサス州サンアントニオ工場
投資額:36億ドル
稼働開始:2030年予定
生産車種:ピックアップトラック「タコマ」
雇用創出:2,000人超
生産能力:年間約15万台増強