コマツ北米(Komatsu) :2026年7月14日
コマツは、米国テネシー州チャタヌーガにあるチャタヌーガ製造オペレーション(Chattanooga Manufacturing Operation:CMO)が操業40周年を迎え、同工場で生産した6万台目の油圧ショベルの完成を記念する式典を開催したと発表した。
式典は7月10日に開催され、従業員、顧客、自治体関係者、地域住民らが参加。40年にわたり世界各地の産業を支えてきた同工場の歩みを振り返るとともに、米国におけるコマツの製造基盤への貢献を紹介した。
会場では、チャタヌーガ工場で製造された各種建設機械が展示され、同工場の長年にわたる生産実績を披露した。また、同工場で完成した6万台目となる油圧ショベル「PC490LC-11」の公開も行われた。
6万台目の記念機は、解体工事、環境関連事業、インフラ工事を手掛けるD.H.グリフィン(D.H. Griffin)向けに特別仕様としてカスタマイズされた大型油圧ショベルで、同工場の生産技術力を象徴する機械となった。
さらに式典では、「オチ・ローダー(Ochi Loader)」の愛称で知られるホイールローダ「WA450-1」の修復機も披露された。同機は1988年3月に製造され、チャタヌーガ工場初の日本人総支配人であったショーヘイ・オチ(Shohei Ochi)氏と深い関わりを持つ機械である。
修復作業はチャタヌーガ工場の従業員が担当し、品質、安全、継続的改善を重視する同工場の企業文化を築き上げた人々への恒久的な記念碑として保存される。
■米国におけるコマツ初の製造拠点として成長
チャタヌーガ工場は1985年、コマツにとって米国初の製造拠点として設立された。その後、北米における同社の製造ネットワークの中核拠点へと発展した。
現在の同工場では、中型油圧ショベル、アーティキュレートダンプトラック、林業機械などを生産しているほか、北米市場の顧客を支えるエンジニアリング、製品開発、サプライチェーン関連業務も担っている。
40年間にわたり同工場は生産能力を継続的に拡大しながら、地域社会との連携にも注力してきた。近年では、チャタヌーガ州立コミュニティカレッジ(Chattanooga State Community College)との人材育成パートナーシップの一環として、見習い制度の導入・拡充を進めている。
また、2009年以降は日本で生産されていたアーティキュレートダンプトラック「HM400」シリーズの生産を2023年に米国へ再移管するなど、北米生産体制の強化を進めている。
■「品質、革新、継続的改善への取り組みが成長を支えた」
コマツ北米(Komatsu North America)のロッド・ブル最高経営責任者(Rod Bull CEO)は、「40年間にわたりチャタヌーガ工場は、優れた人材が品質、革新、継続的改善に取り組むことで何を達成できるかを示してきた。6万台目の油圧ショベル達成は大きな節目である」とコメントした。
その上で、「チャタヌーガを特別な存在にしているのは、北米全域の顧客から信頼されるコマツのブランドを築き上げてきた、世代を超えた従業員の献身である」と述べた。
■コマツ(Komatsu)について
コマツは、建設機械、鉱山機械、フォークリフト、産業機械、林業市場向けに技術、製品、サービスを提供している。
創業から100年以上にわたり、製造技術とイノベーションを通じて顧客価値の創出に取り組み、持続可能な社会の実現に向けて、人、企業、地球環境が共生できる未来づくりを推進している。
世界各地の基幹産業では、コマツのソリューションがインフラ整備、鉱物資源の採掘、森林管理、消費財生産などに活用されている。また、グローバルなサービス・販売代理店ネットワークを通じて、顧客の安全性向上、生産性向上、設備性能の最適化を支援している。
画像:コマツ北米のロッド・ブル最高経営責任者(Rod Bull CEO、左)が、コマツのチャタヌーガ製造拠点(CMO)における長年の勤務に対し、従業員のデビッド・ドーラン(David Dolan )氏に感謝の意を表した。ドーラン氏は1986年にコマツに入社し、CMOで最も勤続年数の長い従業員。
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