日本発条(ニッパツ、横浜市金沢区)は7月16日、AI関連用途やデータセンター向け需要の拡大を背景に増加が見込まれるHDD(ハードディスクドライブ)用サスペンション需要に対応するため、タイの生産拠点であるNHKスプリングタイランド社ウェルグロー工場に新たな生産棟を建設する。新生産棟への投資額は約150億円で、将来的な設備投資を含め総額約350億円を投じ、生産体制を強化する。
新生産棟は、外観検査工程の集約・効率化を目的に建設するもので、検査工程を集約することで既存生産棟のスペースを有効活用し、ウェルグロー工場のHDD用サスペンション生産能力を最大1.6倍まで拡張できる体制を整える。
近年は生成AIの普及やデータセンター投資の拡大を背景に、大容量データを低コストで保存できる高容量HDDへの需要が高まっており、同社はこうした市場環境を踏まえ、中長期的な需要増加への対応を進める。
今回の投資により、同社は将来の需要増加に備えた供給能力を確保するとともに、生産効率の向上と競争力の強化を図る考えである。
■プロジェクト概要
・事業主体:日本発条(ニッパツ)
・対象拠点:NHKスプリングタイランド社 ウェルグロー工場
・所在地:タイ王国チャチェンサオ県バンパコン郡
・投資額:約150億円(今後、段階的に総額約350億円を予定)
・敷地面積:約6,000㎡
・生産品目:HDD用サスペンション
・竣工予定:2027年12月
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