柳工(LiuGong):2026年7月6日
中国の建設機械メーカー、柳工は7月6日、超大型油圧ショベル「9200F」を江西銅業集団(Jiangxi Copper Group)へ納入したと発表した。国産超大型油圧ショベルが高付加価値の金属露天鉱山分野へ本格展開する新たな一歩となるもので、同社の大型鉱山機械事業の競争力強化を示す事例として注目される。
納入式には、柳工の袁世国・執行董事兼副総裁、潘恒亮・副総裁のほか、販売代理店および顧客代表が出席した。
9200Fは柳工の超大型油圧ショベルシリーズのフラッグシップモデルであり、単体製品としてだけでなく、大型鉱山向け総合ソリューションの中核機種として位置付けられる。大容量ワイドボディダンプトラック、ブルドーザー、モーターグレーダーなど同社の大型鉱山機械と組み合わせることで、掘削から積込み、運搬、整地までをカバーする一体型ソリューションを構築できる。
納入式では、袁世国副総裁が顧客へ特製の「ゴールデンキー」を贈呈し、両社の新たな協力関係のスタートを祝った。
潘恒亮副総裁は「今回の納入は、柳工ブランド、製品品質、ライフサイクル全体を支えるサービスへの高い信頼の表れである」と述べた。その上で、専任技術者の現地常駐、定期点検、迅速な部品供給、個別保守プログラム、24時間対応の緊急サポートなどを通じ、設備の安定稼働を全面的に支援する方針を示した。
9200Fは鉱山の高負荷作業向けに開発された超大型油圧ショベルで、鉱山専用の大出力エンジンを搭載。高い掘削性能と優れた燃費性能を両立し、連続重負荷作業に対応する。電子制御システムと大容量電子制御油圧ポンプを最適化することで、作業精度と生産性を高めるとともに、エネルギー消費の低減も実現した。
また、ブーム・アーム支持部に鋳鋼構造を採用し、旋回体および下部走行体を補強した高耐久構造とすることで、耐久性と信頼性を向上。さらに長寿命油圧作動油を採用し、低温から高温まで幅広い環境下で安定した性能を発揮するとしている。
柳工は今後も顧客ニーズを軸に技術革新とサービス体制を強化し、鉱山機械の中核製品を継続的に高度化することで、鉱山現場の高効率運営を支援していく方針である。
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