日立建機ヨーロッパ、超小旋回ロングフロント油圧ショベル「ZX95US-7 SLF」を発売

・10mリーチで都市インフラ・法面施工向け需要を開拓

日立建機ヨーロッパ(Hitachi Construction Machinery (Europe) NV:HCME):2026年7月8日

日立建機ヨーロッパ(HCME)は、超小旋回型油圧ショベル「ZX95US-7」をベースにした特殊用途機「ZX95US-7 SLF」を発表した。日立建機のスーパーロングフロントシリーズでは最小クラスとなるモデルで、最大10mの作業半径を備え、都市部の下水道工事や排水設備工事、公共インフラ整備など狭小現場での施工性向上を狙う。

ZX95US-7 SLFは、標準機ZX95US-7より長いブームとアームを採用し、10mの作業リーチを実現。下水道敷設、排水工事、都市インフラ整備に加え、法面整形、運河護岸工事、しゅんせつ作業などでも安全な離隔距離を確保しながら施工できることが特徴である。

同機は、日立建機のブランドキャンペーン「リライアブル・オレンジ(Reliable Orange)」が掲げる「高い耐久性」「優れた効率」「ライフサイクルコスト低減」「安全性」「高稼働率」といった価値を体現するモデルとして位置付けられている。

■ライフサイクルコストを低減

環境規制「ステージV(Stage V)」に適合したエンジンを搭載し、SCR(選択触媒還元)システムを必要としないため、関連する保守・メンテナンス費用を削減できる。また、新たに搭載したECOゲージにより燃費状況を把握しやすくし、燃料コストのさらなる低減を支援する。

コンパクトな車体と小旋回性能により、狭い現場でも効率的な作業が可能。運転質量は9.04~9.52tで接地圧も低く、橋梁工事や運河沿いなど地盤条件が厳しい現場にも適する。さらに、オプション設定のフローティングブレードにより、整地やレベル調整作業の効率化も図れる。

■安全性を強化

キャブには快適性と安全性を高めた最新設計を採用。空撮視点による270度の周囲確認が可能な「エアリアル・アングル・カメラシステム(Aerial Angle Camera System)」を搭載し、6種類の表示モードから周辺状況を確認できる。

LED作業灯や払拭範囲を拡大したワイパーを採用し、悪天候や夜間でも視認性を向上。ブームおよびキャブの作業灯配置も見直し、施工エリアの照明性能を高めた。また、燃料タンクの位置変更により給油作業の安全性と作業性も改善している。

■高い稼働率を実現

ZX95US-7 SLFは、日本国内の専用試験設備で厳格な耐久試験を実施して開発された。耐久性と信頼性を重視した設計に加え、広いエンジンルームを採用し、ラジエーターやバッテリーへのアクセス性を向上。各種フィルターも一カ所に集約され、保守点検時間の短縮によってダウンタイムを最小限に抑える。

日立建機ヨーロッパ(Hitachi Construction Machinery (Europe) NV:HCME)のプロダクトマネージャー、アカーシュ・シェッティ(Akarsh Shetty)氏は、「ZX95US-7 SLFはコンパクトな設置面積ながら、優れた作業リーチによって現場で大きな価値を提供する。『リライアブル・オレンジ(Reliable Orange)』シリーズの重要なラインアップであり、建設市場の主要分野における当社の技術力を示すモデルである」とコメントした。

■主な仕様

  • エンジン定格出力:50.4kW
  • 運転質量:9,040~9,520kg
  • バケット容量:0.13㎥

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