・木材チップ供給能力を強化
バルメット(Valmet) :2026年7月21日
バルメットは、米アーカンソー州パインブラフのザ・プライス・カンパニーズ(The Price Companies)向けに、新たな木材ハンドリングラインを納入すると発表した。投資により木材チップ製造能力を増強し、パルプ・板紙事業向けの高品質な木材チップの安定供給体制を強化する。
受注は2026年第2四半期の受注実績に計上された。契約金額は非公表。新設備の稼働開始は2028年11月を予定している。
今回納入する設備は、針葉樹・広葉樹の丸太を受け入れ、高品質な木材チップを生産するまでの一連の工程をカバーする木材ハンドリングシステム。時間当たり475トンの丸太処理能力を備え、動力式投入コンベヤー、トラニオン構造のドラム式剥皮機、バルメット・ディスクチッパー・カーセージ(Valmet Disc Chipper Carthage)、ベルトコンベヤーなどで構成される。
設備は安定運転と均一なチップ品質の確保、木材ロスの低減を重視して設計されており、パルプ・板紙メーカーへの効率的かつ安定した木材チップ供給を支援する。
ザ・プライス・カンパニーズ(The Price Companies)の最高経営責任者(CEO)、ディック・カーマイケル(Dick Carmical)氏は、「顧客への高品質な木材チップの安定供給は当社にとって最も重要である。再びバルメットと協力することで、新施設に世界最高水準の技術を導入し、品質の安定化と木材ロスの最小化を実現できる」とコメントした。
一方、バルメット北米パルプ・エネルギー・サーキュラリティ事業サービス部門シニアセールスマネージャーのチアゴ・シルベイラ(Tiago Silveira)氏は、「北米最大の独立系木材ヤード運営会社であるプライスとの長年の協力関係と、これまでの納入実績により築いた信頼が今回の受注につながった。実績ある木材ハンドリング技術と充実した現地サービス体制を生かし、木材ヤードのライフサイクル全体を通じて顧客を支援していく」と述べた。
■ザ・プライス・カンパニーズについて
ザ・プライス・カンパニーズ(The Price Companies)は、北米のパルプ・製紙業界および農業分野向けに持続可能なサービスを提供する大手企業。複数拠点で年間約3,000万トンの木材を加工するとともに、年間100億ガロンを超える水資源の節約に貢献しており、パルプ・製紙業界向けに高品質な木材チップや繊維ソリューションを供給している。