コネクレーンズ(Konecranes):2026年5月25日
コネクレーンズは、コンゴ共和国西海岸に位置する拡張中のコンテナターミナルから、リフトトラック11台と移動式港湾クレーン1基を受注した。中部アフリカ地域のコンテナ物流需要拡大に対応するもので、2026年第1四半期に受注し、納入は2026年下期を予定している。
今回の受注には、「コネクレーンズ・リフトエース4532 TCE5(Konecranes Liftace 4532 TCE5)」リーチスタッカー5台、「コネクレーンズ・リフトエースE 6/7 ECC9(Konecranes Liftace E 6/7 ECC9)」空コンテナハンドラー6台、「コネクレーンズ・ゴットワルドESP.7(Konecranes Gottwald ESP.7)」移動式港湾クレーン1基が含まれる。
同ターミナルは中部アフリカ向けの地域コンテナ物流を支える重要拠点。2021年から2025年にかけて導入されたコネクレーンズ製リーチスタッカーおよび空コンテナハンドラーにより、安定した荷役体制を構築しており、今回の追加投資でさらなる取扱量増加に対応する。
リーチスタッカー5台はヤード内でのコンテナ移動効率向上を目的としており、空コンテナハンドラー6台は空コンテナの積み上げや再配置専用機として運用される。いずれも高い作業性能に加え、安全性や操作性を重視した設計を採用し、オペレーターの快適な作業環境を実現する。
リフトトラックの納入およびライフサイクルサポートは、現地代理店のパターソン・サイモンズ(Paterson Simons)が担当。同社技術チームは8カ月間にわたり現地常駐し、試運転および初期運用を支援する。
コネクレーンズのリフトトラック部門営業・販売統括副社長、パトリック・ルンドバック(Patrik Lundbäck)氏は、「ターミナルグループとの長年の協力関係と、パターソン・サイモンズ(Paterson Simons)の現地対応力により、円滑な立ち上げと信頼性の高いライフサイクルサポートが可能になる。運用効率向上と安定稼働を支える車両群になる」とコメントした。
岸壁設備として導入される「コネクレーンズ・ゴットワルドESP.7(Konecranes Gottwald ESP.7)」移動式港湾クレーンは、コンテナおよび一般貨物の積み下ろしを担う。最大吊上能力125トン、最大アウトリーチ51メートルを備え、ポストパナマックス級船舶まで対応可能。幅広い荷役作業で高い信頼性を発揮する設計となっている。
今回納入される全11台のリフトトラックと移動式港湾クレーンには、遠隔監視システム「トゥルーコネクト・プレミアム(TRUCONNECT® Premium Remote Monitoring)」を搭載。リアルタイムで稼働データを取得し、予防保全や設備稼働率向上に活用する。
コネクレーンズの岸壁設備営業担当副社長、アントワーヌ・ボスケ(Antoine Bosquet)氏は、「ヤード設備と岸壁設備の双方をコネクレーンズで統一することで、ターミナル全体で一貫した運用が可能になる。デジタルサービスによる設備データの可視化により、長期的な運用効率向上を支援する」と述べた。
コネクレーンズは、マテリアルハンドリング分野のグローバルメーカー。デジタル化や技術開発への投資を進めるとともに、脱炭素化や循環型社会、安全性向上を支援するソリューションを展開している。2025年の売上高は42億ユーロ。世界50カ国超で約1万6500人を擁し、ナスダック・ヘルシンキ市場に上場している。