戸田建設、油圧ジャッキ圧力を個々に自動調節するシステム「Best Fit Jack®」を開発

・新着情報 シールド機の自動運転制御技術の高精度化とコスト低減を実現

 戸田建設は4月23日、トンネルを掘削するシールド機の掘進方向(向き)と姿勢(傾き)の制御を行うために、ジャッキの油圧を自動で調節する新たなシステム「Best Fit Jack®を開発したと発表した。シールド掘削技術の1つの要素である同システムの開発により、戸田建設が開発を進めるシールド機の自動運転制御技術を高精度化し、実用化に向けて大きな一歩を踏み出した。自社で開発したことで、類似する既往技術と比較して現場導入にかかる費用を低減し、より安価に現場へ提供することが可能になる。

 同システムは、シールド機の後方に取り付けた油圧ジャッキの圧力を個々に自動調節してシールド機を動かすシステムであり、戸田建設が開発したAI Transform Shieldや自動連続測量システムと連携することで、シールド機の掘進方向や姿勢を制御することができる。

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