ユングハインリッヒ(Jungheinrich AG) :2026年7月29日
ユングハインリッヒは7月29日、中国の産業車両メーカーであるEPエクイップメント(EP Equipment)の株式4.9%を取得したと発表した。今回の出資は長期的な戦略投資として位置付けられ、2025年に締結した両社の戦略的パートナーシップをさらに深化させる。ユングハインリッヒは「Strategy 2030+」の実現に向けた取り組みを加速するとともに、中位価格帯(ミッドテック)市場向け製品ラインアップの強化を図る。
ユングハインリッヒのラース・ブルゾスカ(Dr. Lars Brzoska)CEOは、「EPエクイップメントはマテリアルハンドリング業界で最も成功し、急成長している企業の一つである。今回の投資により、長期的なパートナーシップの強固な基盤を築く」とコメントした。
一方、EPエクイップメントのジョン・ホー(John He)CEOは、「ユングハインリッヒによる出資は相互の信頼を示すものであり、両社の強固な関係を裏付けるものだ。マテリアルハンドリング分野における新たな事業機会を共同で開拓するための強力な基盤となる」と述べた。
両社は2025年5月に戦略的提携を締結し、「Shaping the future of material handling together(ともにマテリアルハンドリングの未来を創る)」を掲げて協業を進めている。これまで両社は技術やノウハウを融合し、世界の顧客に対して物流現場の効率化、生産性向上、持続可能性の実現につながるソリューションを提供してきた。
また、電動化技術とイノベーションで培った両社の強みを組み合わせることで、高い相乗効果が得られており、今後は製品開発から市場開拓までバリューチェーン全体で協業の可能性を広げる方針である。
今回の出資により、ユングハインリッヒはEPエクイップメントとの長期的な戦略協力を一段と強化し、技術やイノベーションに関する知見を相互に共有する。両社は製品ポートフォリオの拡充や市場開発分野での協力を通じて、新たな事業機会の創出を目指す。
ユングハインリッヒは2025年、中位価格帯市場への本格参入を目的に新ブランド「アントン・バイ・ユングハインリッヒ(AntOn by Jungheinrich)」を立ち上げた。同ブランドは、コスト競争力が高く標準化された産業車両に対する需要拡大に対応するもので、「堅牢性」「短納期」「安全性」を特徴としている。製品の大半はEPエクイップメントが製造しており、今回の資本参加によって両社の連携はさらに強化される見通しだ。
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