アトラスコプコ(Atlas Copco):2026年7月15日
アトラスコプコ・グループ(Atlas Copco Group、スウェーデン)は、中国の産業用加熱・冷却機器メーカーである広東ユーロクリマット空調冷凍(Guangdong Euroklimat Air-Conditioning & Refrigeration Co., Ltd)の買収を発表した。規制当局の承認を経て2026年第3四半期中の買収完了を見込んでおり、買収後はコンプレッサーテクニック事業本部(Compressor Technique Business Area)のオイルフリーエア部門(Oil-free Air division)に組み入れる。
広東ユーロクリマット(Guangdong Euroklimat)は2009年設立。中国・広東省と天津市に工場および組立拠点を構え、東南アジアにも販売拠点を展開している。産業用加熱・冷却ソリューションを手掛け、プロセス冷却やエネルギー変換用途をはじめとする幅広い産業分野向け製品を提供している。
アトラスコプコのコンプレッサーテクニック事業本部長、フィリップ・アーネンス(Philippe Ernens)氏は、「中国市場で強固な事業基盤を持つ広東ユーロクリマットは、技術力だけでなく起業家精神あふれる企業文化の面でもグループとの親和性が高い」とコメントした。
さらに同氏は、「今回の買収により、空冷・水冷チラー、産業用ヒートポンプ、集中空調機、ドライクーラーまでを網羅する製品ラインアップを一層強化できる。これらの製品は多様な産業用途に対応し、ユーティリティ設備全体を包括的にカバーできる。また、エネルギー消費を削減するための監視・制御・最適化ソリューションを同社が開発している点も大きな魅力である」と述べた。
買収金額は公表していない。広東ユーロクリマットの2025年売上高は12億8,100万元(約18億スウェーデンクローナ)で、従業員数は約1,000人。
アトラスコプコ・グループは圧縮空気・真空機器、エネルギーソリューション、排水・産業用ポンプ、産業用電動工具、組立システム、マシンビジョンなどを展開する産業機器メーカー。2025年の売上高は1,680億スウェーデンクローナ、2025年末時点の従業員数は約5万6,000人としている。