アイダエンジニアリング、システム不正アクセスで第1四半期決算発表を延期、アジア拠点の決算手続きに遅延

アイダエンジニアリングは7月17日、アジア拠点のシステムに対する不正アクセスの可能性が確認されたことを受け、2026年8月7日に予定していた2027年3月期第1四半期決算の発表を延期すると発表した。新たな発表時期は8月下旬を予定しており、四半期末から45日を超えての開示となる見込みである。

同社によると、7月6日にアジア拠点のシステムで異常な挙動を検知し調査を開始。その後、不正アクセスを受けた可能性が判明したため、本社や他拠点への影響拡大を防ぐ措置を講じるとともに、外部の専門調査機関の協力を得て原因究明と影響範囲の調査を進めている。

現時点では、外部専門業者による調査と同社の確認の結果、確認可能な範囲で顧客情報や取引先情報などの情報漏洩は確認されていないとしている。

事業活動への影響については、アジア拠点を含め通常どおり継続しており、新規受注や製品出荷にも支障は生じていない。本件に起因する顧客への重大な影響も現時点では確認されていないという。

一方で、不正アクセス事案の事実関係の確認や影響範囲の精査を最優先で進めていることから、アジア拠点での四半期決算手続きと決算数値の確定に通常より時間を要する見通しとなった。このため、第1四半期決算発表の延期を決定した。本社およびその他の拠点の決算への影響はないとしている。

業績への影響については現在精査中で、開示すべき事項が判明した場合には速やかに公表するとしている。今回の事案では、製造業でもサイバーセキュリティ対策の重要性が改めて浮き彫りとなる中、同社は外部専門機関と連携しながら原因究明と再発防止策の検討を進める方針である。

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