・半導体・電機関連を中心に需要回復、中華圏がけん引
自動制御機器(空気圧機器)大手のSMCは8月7日、2026年4-6月期(第1四半期)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比35.4%増の2,709億8,700万円と大幅増収となった。営業利益は同66.4%増の739億8,600万円、経常利益は同86.9%増の917億9,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同95.9%増の678億6,300万円といずれも大幅な増益を達成した。
■半導体・電機関連の設備投資意欲が回復
同社によると、第1四半期は半導体関連を中心に各国で設備投資意欲が回復した一方、中東情勢や各国の金融政策、為替動向など先行き不透明な状況が続いた。
主力の自動制御機器の需要動向を見ると、半導体・電機関連では中華圏で半導体、液晶、二次電池など幅広い分野の設備投資が拡大。日本・北米・アジアではAI・先端半導体向け需要が引き続き高水準を維持した。
自動車関連は中華圏のEVバッテリー関連が堅調だったが、欧州が停滞するなど他地域は伸び悩んだ。工作機械関連はデータセンター関連投資もあり、日本・中華圏を中心に好調。医療機器関連、食品機械関連及びその他業種向けは、労働力不足による自動化需要などに支えられ総じて堅調だった。
■増収効果で大幅増益、為替差益なども寄与
収益面では、人件費及び減価償却費などが増加したものの、増収に伴い営業利益は大幅増益となった。経常利益は為替差益及び有価証券売却益の増加が主な押し上げ要因となった。
同社は需要の伸長に対応した製品供給能力の確保、直販・代理店営業の強化、製品・顧客の多角化推進、開発の生産性向上、グローバル人材の活用などの課題に引き続き取り組んでいる。
■通期業績予想は据え置き 2027年3月期の連結業績予想については、2026年5月14日に公表した内容から変更せず、売上高1兆円(前期比18.7%増)、営業利益2,190億円(同14.9%増)、経常利益2,390億円(同1.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,700億円(同1.6%増)を維持した。
足元の受注動向も半導体・電機関連を中心に堅調に推移しており、今後の業績動向が注目される。
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