ユングハインリヒ、新型電動フォークリフト「EFG 2/2i」「EFG 3/3i」シリーズの販売開始

・最大15%のスペース効率向上、48Vクラスの新世代モデルを投入

ユングハインリヒ(Jungheinrich):2026年7月15日

ユングハインリヒは7月15日、電動カウンターバランスフォークリフトの新型「EFG 2/2i」シリーズおよび「EFG 3/3i」シリーズの販売を開始したと発表した。15日から受注を開始した新モデルは、従来機を全面刷新した後継機で、最大2トン級の48V電動フォークリフト市場に向けた新世代モデルとなる。

新型シリーズは、累計17万台以上の販売実績から得た顧客ニーズを基に開発。コンパクトな車体設計に加え、高い生産性、安全性、将来性を兼ね備えた倉庫内搬送ソリューションとして展開する。

「EFG 2/2i」シリーズは、1.4~2.0トンの積載能力を持つ3輪式電動フォークリフト、「EFG 3/3i」シリーズは1.6~2.0トン対応の4輪式モデルで構成する。

ユングハインリヒのマレク・シャイトハウアー(Marek Scheithauer)グローバル・ポートフォリオ・リード(カウンターバランス・ライトトラック担当)は、「新シリーズは、コンパクト性、エルゴノミクス、性能に至るまで、倉庫現場の実際の要求に合わせて開発した」とコメントしている。

■最大15%向上したスペース効率

新型シリーズでは、既存の倉庫スペースをより効率的に活用できるよう、車体構造を最適化した。

リチウムイオンバッテリーの統合搭載、ステアリングアクスルの最適化、コンパクトな車両アーキテクチャにより、従来機と比較して最大15%のスペース効率向上を実現した。

また、モデルにより旋回半径を最大300mm縮小。狭い通路、トラック荷役エリア、限られた生産スペースでも安全かつ効率的な作業を可能にし、倉庫スペースにかかるコスト低減にも貢献する。

■3種類の性能仕様とモジュール式エネルギー構成

新型「EFG 2/2i」「EFG 3/3i」シリーズでは、「efficiencyPLUS」「drive&liftPLUS」「performancePLUS」の3種類の性能仕様を設定した。

「efficiencyPLUS」は中程度の搬送作業向けのエントリーモデル、「drive&liftPLUS」はバランス型の標準仕様、「performancePLUS」は最大限の生産性を求める高負荷作業向け仕様となる。

「performancePLUS」仕様では、永久磁石同期モーターと油圧システムの最適化により、エネルギー効率を高めながら、荷役性能を大幅に向上させた。

また、エネルギーシステムはモジュール方式を採用。顧客の用途に応じて容量346Ah、460Ah、690Ahのリチウムイオンバッテリーを選択できるほか、鉛蓄電池仕様や燃料電池対応仕様も用意する。

■運転者の疲労低減へ、快適性を向上

新型シリーズは、運転者視点での操作性向上にも重点を置いた。

足元スペースを約100mm拡大し、乗降高さを低減するとともに、人間工学に基づいてステアリングコラムを改良。長時間作業時の身体的負担を軽減する。

さらに、防振キャビンを採用した新たな振動・騒音対策により、騒音レベルを63dB(A)まで低減した。

4.3インチタッチスクリーンを搭載した新HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)と新設計操作系により、直感的で正確な操作を支援する。

■後方視界改善で安全性を強化

安全面では、新設計の傾斜型Bピラーを採用した。これにより後進時の死角を最大65%削減し、産業車両事故の多くを占める後進時のリスク低減を図った。

低位置のダッシュボード設計やオプションのパノラミックルーフにより、フォークや荷物、ラック位置の視認性も向上。高揚程作業時の安全性を高めている。

また、AI(人工知能)を活用した人物検知システム「addedVIEW」や、エリア単位で衝突リスクを管理する「zoneCONTROL」など、多彩な運転支援システムを設定する。

オプションのLEDライトバー「SmartStripe」は、制動、進行方向、警告情報を明確に表示するほか、遠距離からでもバッテリー残量を確認できる。

■デジタルサービスで稼働率向上

新型電動フォークリフトは標準でネットワーク接続機能を備え、稼働データをリアルタイムで取得できる。

デジタルサービス、予知保全、遠隔診断機能により、車両停止時間を短縮し、修理時間や運用コストの削減を実現する。

シャイトハウアー氏は、「新型EFG 2/2iおよび3/3iシリーズは、生産性向上効果と高い投資価値、将来対応力を組み合わせた製品である。顧客が現在の物流プロセスを効率化すると同時に、将来の要求にも対応できるよう支援する」と述べている。

なお、発売時点では「drive&liftPLUS」仕様の受注を開始しており、「efficiencyPLUS」および「performancePLUS」仕様は2027年にラインアップへ追加する予定である。

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