バルメット、オランダ・エネコ社バイオマス発電所向けに圧力部品大規模交換を納入、信頼性向上へ

バルメット(Valmet):2026年7月7日

バルメットは、オランダ・デルフジール(Delfzijl)にあるエネコ(Eneco)所有のバイオマス発電所「バイオ・ゴールデン・ラーン(Bio Golden Raand)」の循環流動床(CFB)ボイラーに対し、新たな二次過熱器を納入する。今回のサービスプロジェクトは、エネコ社とバルメット社のライフサイクルパートナーシップを強化し、計画外停止リスクの低減とプラント全体の信頼性向上を図るものだ。

エネコのトム・シェパーズ(Tom Schepers)産業部門責任者は、「顧客への安定したベースロード蒸気供給を実現するため、高い稼働率の維持は極めて重要です。この二次過熱器のようなライフサイクル更新は、現在および将来にわたる信頼性確保の鍵となります。バルメットとの長年のパートナーシップにより、更新工事の計画立案と実行を積極的に進めることができ、生産への影響を最小限に抑えています。バルメット社の技術力と当社プラントへの深い理解は、効率的な工事実行と長期的な性能目標達成に大きく寄与しています」と述べた。

同CFBボイラーは2013年にバルメットが納入したもので、リサイクル木材を燃料とし、地域への再生可能電力供給と工業用蒸気生産を担う熱電併給プラントとして稼働している。

バルメットのオリバー・サレリン(Oliver Sarelin)パルプ・エネルギー・サーキュラリティ事業 EMEAセールスマネージャーは、「エネコのバイオ・ゴールデン・ラーン発電所は、厳しい燃料条件下でも継続的な開発により効率的かつ持続可能なエネルギー生産を実現する好例です。二次過熱器の交換は、高い稼働率と安定生産を支える重要なライフサイクル投資となります。当社のサービス専門性とプラント運用ノウハウを融合させることで、停止時間を最小化し、安定・効率的な運用を支援します」とコメントした。

今回の受注は、バルメットの2026年第2四半期受注に計上されている。受注金額は非公表。納入および据付工事は2027年3月に実施される予定。

■1対1交換設計でボイラーへのシームレス統合を実現

今回の納入は、CFBボイラーの二次過熱器をターンキー方式で交換するもので、エンジニアリング、製造、据付までを包括する。新たな過熱器は既存ボイラーへの1対1交換設計を採用しており、計画停止期間中の据付時間を大幅に短縮し、シームレスな統合を可能とする。また、バルメット自身のサービスチームによる据付工事により、高品質かつ効率的な実行を支援する。

■ エネコ(Eneco)について
エネコはオランダのエネルギー企業で、デルフジールにバイオ・ゴールデン・ラーン発電所を保有・運用している。同プラントは工業用蒸気および電力を生産し、年間約8,000時間の高い稼働率が求められる特性を持つ。バルメット社とは長期サービス契約を締結しており、信頼性と効率性の維持に向けた継続的なパートナーシップを展開している。

■ バルメット(Valmet)について
バルメットは、プロセス産業向けグローバル技術リーダー企業である。顧客のライフサイクル全般にわたり、最先端技術・サービスおよびミッションクリティカルな自動化・流体制御ソリューションを提供している。225年以上の産業経験と、世界約40カ国で活躍する18,500人の専門スタッフにより、産業の再生可能な未来への変革を支えている。
2025年の売上高は約52億ユーロ。本社はフィンランド・エスポー(Espoo)にあり、Nasdaq Helsinkiに上場している。

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