三菱電機は7月7日、100%子会社の三菱電機FA産業機器(福岡市西区)に関する株式譲渡契約を、マテリアルハンドリング機器大手のコネクレーンズ (Konecranes、フィンランド)と締結したと発表した。関係当局の承認取得を前提に、2026年度中の取引完了を見込む。
取引完了後の出資比率はコネクレーンズが70%、三菱電機が30%となり、同社は社名変更を予定する。三菱電機FA産業機器は、日本市場を中心にホイストおよびギヤードモーター事業を展開し、長年培った技術力と販売網を強みに事業を拡大してきた。
一方、コネクレーンズはクレーンやホイストなどのマテリアルハンドリング分野に特化し、50カ国以上で事業を展開。製品供給に加え、保守や модерナイゼーション、デジタルソリューションを組み合わせたサービス主導型ビジネスを強みとする。
今回の提携により、三菱電機は国内のホイストおよびギヤードモーター事業の競争力強化と海外展開の加速を図る。両社は技術力や販売ネットワークなどの経営資源を統合し、製品・サービスの高度化とグローバル市場での事業拡大を目指す。
なお、本件による2027年3月期の連結業績への影響は軽微と見込んでおり、同社が4月28日に公表した業績予想には織り込んでいない。今後、開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表するとしている。