米キャタピラー、テキサス州の製造業人材育成に最大500万ドルを投資

・先端製造業・産業技術者の育成を支援、5年間1億ドル規模の人材育成計画を推進

キャタピラー(Caterpillar Inc.):2026年7月2日

キャタピラーは7月2日、米テキサス州における製造業人材育成への新たな取り組みを開始すると発表した。同社が進める5年間・総額1億ドル(約160億円、160円換算)規模の「ビルディング・ザ・フューチャー・ワークフォース・イニシアチブ(Building the Future Workforce Initiative)」の一環で、初期投資として最大500万ドル(約8億円)を拠出し、先端製造業や産業技術者分野で活躍する次世代人材の育成を支援する。

今回の投資では、職業訓練を受ける際の経済的負担の軽減、将来の産業で求められるスキル体系の構築、学生や求職者と先端製造業の雇用機会を結び付ける仕組みの強化を重点施策として進める。

同社はこの取り組みを推進するため、テキサス州立工科大学(Texas State Technical College)、全米製造業協会系のマニュファクチャリング・インスティテュート(Manufacturing Institute)、さらにセギン経済開発公社(Seguin Economic Development Corporation)など地域団体と連携する。

キャタピラーの最高人事責任者(CHRO)であるクリスティ・パンビアンキ(Christy Pambianchi)氏は、「強い労働力は、人への投資と成功に必要なスキル習得の支援から始まる。テキサス州は米国有数の製造業拠点であり、イノベーションの中核でもある。今回の取り組みにより、現在の雇用だけでなく、将来の高度な製造技術を担う人材育成を進めていく」とコメントした。

■テキサス州を重点地域に選定

同州は米国有数の製造業集積地であり、キャタピラーにとっても重要な事業基盤となっている。州内には本社機能を置くアービング(Irving)をはじめ17拠点があり、約6,630人を雇用している。

今回の発表は、約170万平方フィートの敷地を持つ先進的なエンジン工場が立地するセギン(Seguin)で行われた。同州は産業インフラや教育機関が充実しており、全国展開も視野に入れた革新的な人材育成モデルを構築できる地域と位置付けられている。

同イニシアチブは州単位で展開する取り組みとしては今回が2例目となる。今後も各州で人材育成への投資を進め、先端製造業および産業技術者の育成を加速させる方針だ。

■ キャタピラー(Caterpillar Inc.)について

キャタピラーは100年以上にわたり、建設・鉱山機械、オフハイウェイ向けディーゼル・天然ガスエンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車などを製造する世界有数の産業機械メーカー。2025年の売上収益は676億ドル。世界最大級の独立系販売代理店ネットワークとキャット・ファイナンシャル(Cat Financial)による金融サービスを展開し、「パワー&エナジー」「建設機械」「資源産業」の各事業を中心に、高度な技術とグローバルな人材を活用して顧客の課題解決に取り組んでいる。

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