・港湾の自動化・脱炭素化を支援
コネクレーンズ(Konecranes) :2026年7月3日
コネクレーンズは、世界的なターミナル運営会社イルポート・ホールディング(YILPORT Holding)から、Eハイブリッド(E-Hybrid)式RTG(ラバータイヤ式ガントリー)クレーン53基を受注したと発表した。受注は2026年第2四半期に行われ、今後2年間にわたり段階的に納入される予定。欧州、アフリカ、中米の4港湾ターミナルに導入され、港湾処理能力の拡大、自動化、CO₂排出削減を後押しする。
今回の受注対象となるのは、イルポートが運営する以下の4拠点。
- ポルトガル・リスコンテナターミナル(Liscont Container Terminal):自動化対応EハイブリッドRTG 10基
- ポルトガル・レイションイス港(Leixões Port):自動化対応EハイブリッドRTG 10基
- エルサルバドル・アカフトラ港(Acajutla Port):EハイブリッドRTG 18基
- ガーナ・タコラディ港(Takoradi Port):EハイブリッドRTG 15基
これら4拠点はいずれもコネクレーンズの地域サービス網によるサポートを受ける。
イルポート・ホールディング創業者兼会長兼CEOのロベルト・ユクセル・ユルドゥルム(Robert Yüksel Yıldırım)氏は、「今回の契約は、効率的で持続可能かつ将来を見据えた港湾インフラへの長期投資戦略を反映するものだ。コネクレーンズは品質、信頼性、技術力で実績のあるパートナーであり、Eハイブリッドおよび自動化RTGソリューションを通じて、ゼロカーボン技術への取り組みと事業目標の達成を支えてくれる」とコメントした。
一方、コネクレーンズの港湾ソリューション担当シニア・バイスプレジデント、トゥオマス・サースタモイネン(Tuomas Saastamoinen)氏は、「イルポートは重要なグローバル顧客であり、先進的なターミナルオペレーターだ。過去の納入実績に続き、今回53基という大規模案件を受注できたことを喜ばしく思う。生産性と持続可能性を両立する先進的なEハイブリッド・自動化RTGで、イルポートの成長を支援していく」と述べた。
ポルトガルのリスコンテナターミナルとレイションイス港向けの自動化RTGには、コネクレーンズ・オートガントリー(Konecranes Auto-Gantry)の最新機能を搭載する。同システムにより、自動スタッキング作業に加え、ガントリー走行も無人で完全自動化でき、港湾荷役の効率化と安全性向上を実現する。
また、エルサルバドルのUPDPターミナル(UPDP Terminal)およびガーナのATSLターミナル(ATSL Terminal)へ導入されるEハイブリッドRTGを含め、今回の設備投資はイルポートのゼロカーボン化と省エネルギー機器導入への取り組みを示すものであり、高い生産性、安全性、運用信頼性の確保にも寄与する。
両社はこれまでも協力関係を築いており、2025年にはポルトガルおよびスウェーデン向けに自動化港湾設備を納入している。今回の大型受注により、自動化・環境対応型ターミナルソリューション分野での協業はさらに拡大する見通しだ。
■コネクレーンズ(Konecranes)について
コネクレーンズは、フィンランドに本社を置く世界有数のマテリアルハンドリング機器メーカー。港湾荷役設備、産業用クレーン、サービス事業などを世界50カ国以上で展開し、約1万6,500人を擁する。2025年の売上高は42億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ市場に「KCR」のティッカーシンボルで上場している。
■イルポート・ホールディング(YILPORT Holding)について
イルポート・ホールディングは、欧州、アフリカ、南北アメリカで港湾ターミナルを運営する世界有数の港湾オペレーター。持続可能な成長、デジタル変革、業務効率化を軸に、グローバル物流インフラの強化を進めている。
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