安川電機、欧州ロボット事業を強化 スロベニアに物流センター新設、生産能力も拡充

安川電機は7月1日、欧州子会社のYASKAWA Europe Robotics d.o.o.がスロベニア・コチェービエ市に物流施設「ERDC(European Robotics Distribution Center)」を新設するとともに、YASKAWA Ristro d.o.o.を同施設敷地内へ移転・拡張し、欧州ロボット事業の物流・生産体制を強化したと発表した。総投資額は約50億円。

今回の投資は、今後の市場拡大が期待される欧州ロボット事業の競争力強化が狙い。新設したERDCでは物流機能を集約し、配送リードタイムの短縮や物流コストの削減、最適在庫の実現を図る。

併せて、これまでスロベニア・リブニツァ市にあったYASKAWA Ristro d.o.o.をERDCに隣接する敷地へ移転。開発・生産・システム工場を一体化することで、ソリューション技術の拠点として顧客対応力を高める。

これにより、ロボット単体の生産能力を増強するとともに、ロボットシステム事業では従来の自動車産業向けに加え、建設機械や農業機械など幅広い産業分野への対応力を強化する。

新施設は既存工場に隣接して建設され、ERDC、YASKAWA Ristro d.o.o.とも延べ床面積は約1万平方メートル。マニピュレータの生産能力は最大850台まで拡張可能としている。

安川電機は、物流・生産・システム開発機能を一体化した新拠点を通じて、欧州市場で高まる産業用ロボット需要への迅速な対応と、ソリューション提案力の強化を進める考え。

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