・自動化・処理能力を強化
ダンフォス(Danfoss):2026年7月1日
ダンフォスは、デンマーク・ローデクロ(Rødekro)にある中央物流センター(Central Distribution Center:CDC)の大規模刷新プロジェクトを開始すると発表した。数百万ユーロ規模の設備投資を実施し、自動化の推進や処理能力の拡大、物流プロセスの最適化を進める。物流拠点の開設25周年に合わせた取り組みで、グローバル競争力のさらなる強化を目指す。
今回のCDCアップグレードプロジェクトでは、物流インフラの近代化、自動化設備の導入、業務プロセスの改善を通じて、物流拠点の性能向上と拡張性を高める。これにより競争力の高い物流オペレーションを実現するとともに、将来的な事業拡大への対応力を強化し、顧客サービスのさらなる向上につなげる。
同社は、市場競争力は「迅速かつ確実、効率的な顧客対応」に加え、生産性と事業継続性を継続的に高めることが重要になっていると説明。今回の投資によって物流機能の拡張性と対応力を高め、変化の激しい市場環境の中でも顧客ニーズに迅速に対応できる体制を構築する。
ローデクロの中央物流センターは開設から25周年を迎える。同拠点は設立以来、ダンフォスのサプライチェーンの中核を担っており、現在ではダンフォス・クライメート・ソリューションズ(Danfoss Climate Solutions)事業の物流量のおよそ50%を取り扱う重要拠点となっている。世界各地の顧客に対する高品質で安定した物流サービスを支えている。
ダンフォス・クライメート・ソリューションズ(Danfoss Climate Solutions)物流オペレーション担当バイスプレジデントのダン・ブルーン(Dan Bruun)氏は、「ローデクロで25周年を迎えられたことは、これまでの実績と従業員の努力の証だ。過去18カ月にわたり実施した包括的な業務ベンチマークでは、コスト、サービス、品質の各面で当拠点が高い競争力を維持していることを確認した。今回の投資はその基盤をさらに強化し、今後も高品質で効率的かつ柔軟なサービスを顧客へ提供し続けるためのものだ」とコメントしている。
同社は今回の投資により、ローデクロ拠点への長期的なコミットメントを明確にするとともに、コスト競争力とオペレーションの高度化を推進する。業務改善による従業員の作業環境向上も図るほか、世界的な需要拡大に対応できる物流能力を確保し、安定したサービス提供体制を強化する。
■自動化・設備更新の主な内容
プロジェクトでは物流パフォーマンスと生産性向上に向け、以下の施策を実施する。
- 物流設備の近代化:既存のコンベヤーシステムを更新するとともに、一部をパレット搬送・昇降を行う自律走行搬送ロボット(Autonomous Mobile Robots:AMRs)へ置き換える。柔軟性の高い次世代物流システムを構築し、運用効率と信頼性を向上させる。
- 梱包工程の自動化:段ボール箱の封函や搬送など手作業工程をロボットによる自動封函システムへ切り替えるほか、梱包箱内の空間利用も最適化する。品質の均一化と大幅な生産性向上を実現する。
- ロボットによるパレット積載・集約:従来は人手中心だった荷物集約工程を自動化し、パレット積載作業の70~80%をロボットが担う計画。処理能力の向上や人手作業の削減、生産性向上につなげる。
プロジェクトの完了は2028年末を予定している。
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