コベルコ建機は7月1日、経済産業省の「令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(ウクライナ復興支援・中東欧諸国等連携強化)」において、重機遠隔操作システム「K-DIVE®」を活用した実証事業が採択されたと発表した。今後、補助金の交付決定を経て正式に事業を開始し、2028年9月30日まで実施する予定。
実証事業では、ウクライナでのがれき処理を中心としたインフラ復興現場を対象に、建設機械の遠隔操作技術と事業化の有効性を検証する。
「K-DIVE®」は、建設機械とオペレーター、稼働データをクラウドで接続し、遠隔施工を可能にするシステム。実証では、遠隔施工における作業効率や作業の安定性、通信品質などを評価するとともに、稼働データを活用した現場改善ソリューションとしての有効性も検証する。
また、現地オペレーター向けのトレーニングを実施し、遠隔施工に必要な技能の習熟度や人材活用の可能性を確認するほか、実運用に必要となる通信インフラや法制度面の課題についても調査する。さらに、より安定かつ安全な遠隔施工の実現に向け、システムの高度化にも取り組む。
コベルコ建機は、今回の実証で得られる知見を生かし、日本国内で培ってきた「K-DIVE®」の実績やノウハウを海外へ展開するとともに、建設現場の安全性と生産性の向上に貢献していく考え。