安川電機、アイキューブデジタル株を一部譲渡、YE DIGITAL主導で製造・物流DX事業を加速

安川電機は6月25日、連結子会社であるアイキューブデジタル(北九州市)の保有株式の一部をYE DIGITALへ譲渡すると発表した。これにより、安川電機の持株比率は従来の60%から40%へ低下し、同社は連結子会社から持分法適用会社へ移行する見通し。製造業および物流分野で拡大するDX(デジタルトランスフォーメーション)需要への対応力強化を狙う。

アイキューブデジタルは2020年7月、安川電機とYE DIGITALの合弁会社として設立。安川電機が保有するACサーボ、インバータ、産業用ロボットなどのメカトロニクス技術と、YE DIGITALのIoT技術を組み合わせ、製造業向けIoTソリューションの提案・営業を展開してきた。工場自動化や物流自動化を対象に、システム開発、導入支援、コンサルティングサービスなどを手掛け、事業領域を拡大している。

近年、製造現場では設備の自動化やデジタル化、稼働状況の可視化に加え、工程間搬送の最適化や、IoTによって取得・蓄積されたデータを活用した生産性向上への取り組みが加速している。こうした背景から、安川電機は、製造業や物流分野におけるDX推進に強みを持つYE DIGITALを中心とした事業運営体制が、アイキューブデジタルのさらなる成長につながると判断した。

株式譲渡後も、安川電機は自動化製品分野で培った技術力と顧客基盤を活用し、アイキューブデジタルの事業展開を支援していく方針としている。

なお、今回の株式譲渡が安川電機の2026年2月期連結業績へ与える影響は軽微としている。

■アイキューブデジタル概要
所在地:福岡県北九州市小倉北区
代表者:代表取締役社長 伊井稔博氏
事業内容:製造業向け工場自動化、物流業向け自動化に関するIoTソリューションの開発・販売、コンサルティング、サービス受託
資本金:3億5,000万円
設立:2020年

■株式譲渡先概要
YE DIGITAL
所在地:福岡県北九州市小倉北区
代表者:代表取締役社長 玉井裕治氏
事業内容:情報システム構築・運営、ソフトウェア開発・販売など
資本金:7億9,800万円
設立:1978年

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