・通期予想を上方修正
ロボットメーカーのFUJIが8月3日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)連結業績は、売上高605億9,700万円(前年同期比45.9%増)、営業利益152億1,200万円(192.6%増)、経常利益158億8,300万円(182.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益126億2,200万円(122.1%増)と、受注高・売上高・利益すべてが四半期過去最高を更新した。営業利益率は25.1%に達した。 主力のロボットソリューション事業でAIサーバー関連需要に加え、スマートフォンや車載向けが大きく伸長し、NXTRを軸とした全方位戦略が奏功した。
■セグメント別業績
ロボットソリューション事業は、受注高828億4,100万円(前年同期比104.0%増)、売上高586億2,400万円(52.5%増)、営業利益165億800万円(167.2%増)と大幅増収増益。受注残高も858億7,700万円(142.5%増)と過去最高水準に積み上がった。 タイ・ベトナムを中心とした他アジアでAIサーバー関連およびスマホ向けが伸長したほか、中国ではスマホ・車載・半導体関連・AIサーバー関連など多様な業種で需要が拡大。北米では通信インフラ・車載・AIサーバー関連を中心に需要が増加した。高速装着機はNXTRに一本化が進み、業績に寄与した。 一方、マシンツール事業は受注高23億500万円(6.4%減)、売上高13億5,100万円(48.6%減)、営業損失1億8,400万円(前年同期は営業利益1億2,200万円)と減収赤字。期首受注残が低水準だったことに加え、地域を問わず自動車向け設備需要が低調に推移した。
■通期業績予想の上方修正 AIサーバー関連を中心に
マウンタ市場が高水準で推移する見込みを背景に、2027年3月期通期業績予想を上方修正し、過去最高業績を更新する見通しを示した。 受注高2,560億円(前期比23.4%増、前回予想比21.3%増)、売上高2,440億円(35.1%増、前回予想比15.6%増)、営業利益600億円(104.9%増、前回予想比37.6%増)、経常利益611億円(95.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益440億円(179.7%増)。 営業利益率は24.6%を見込む。需要増に対応するためサプライチェーン全体での供給体制強化を進め、NXTRを軸とした全方位戦略で幅広い業種・地域の需要を取り込む方針。半導体分野ではNXTRの認知度向上により既存顧客のリピート需要に加え、新規顧客開拓も進展している。
■配当 2027年3月期の年間配当予想は190円(中間95円、期末95円)で、前期の90円から大幅増配を計画している。配当性向は38.0%を想定。
FUJIは電子部品実装ロボット(マウンター)を主力とし、世界トップクラスのシェアを持つ。NXTRをはじめとするモジュール型製品やコア技術の自社開発を強みに、AIサーバー向け大型重量部品への対応など最先端ニーズにも応えている。
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