クボタ、26年1~6月売上は16.2%増の1兆6,902億8,000万円、通期予想は3兆2,800億円に上方修正

クボタが8月4日に発表した2026年12月期第2四半期(1~6月)連結決算によると、売上高は前年同期比16.2%増の1兆6,902億8,000万円となった。主力の機械部門の海外販売が伸長し、全体を押し上げた。

国内売上高は機械部門や水・環境部門の伸長により同8.9%増の3,618億9,900万円となった。海外売上高も北米を中心とした機械部門の販売増により同18.3%増の1兆3,283億8,100万円となった。営業利益は、米国関税の影響によるコスト増加はあったものの、為替の改善や関税還付に加え、北米を中心とした価格改定や増販益などにより同64.7%増の2,355億6,700万円となった。税引前利益は同63.6%増の2,477億5,100万円、中間利益は同58.2%増の1,856億8,500万円となった。親会社の所有者に帰属する中間利益は同87.8%増の1,736億8,100万円となった。

■部門別概況

<機械部門>
売上高は同18.1%増の1兆4,969億200万円で、全体の88.6%を占めた。国内は農業機械及びエンジンの増加により同13.1%増の1,968億1,700万円となり、海外も同18.9%増の1兆3,000億8,500万円と大きく伸長した。地域別では、北米の建設機械は公共投資・民間建設需要を背景に堅調に推移した一方、トラクタは中東情勢の影響による景況感悪化からレジデンシャル向けを中心に弱含んだ。欧州はトラクタ市場が農産物価格低迷を受け前年並みで推移したが、建設機械はインフラ投資拡大を背景に需要回復が進んだ。アジアでは、タイは農家所得低迷を受け市場が低水準で推移した一方、インドは政府の農村支援策や良好な農業環境を背景に成長が継続した。セグメント利益は同56.4%増の2,122億4,300万円となった。

<水・環境部門>

売上高は同3.7%増の1,861億5,400万円。国内は各事業の伸びで同5.1%増の1,578億5,800万円となったが、海外はパイプシステム事業の減少により同3.5%減の282億9,600万円だった。セグメント利益は原材料価格の上昇を値上げ効果で補い、同3.1%増の171億2,900万円となった。

<その他部門>

売上高は同9.7%減の72億2,400万円、セグメント利益は同36.8%減の3億7,200万円となった。

■通期見通しを上方修正
 
2026年12月期通期の連結業績予想について、円安の進行を織り込み、従来予想から1,300億円引き上げ3兆2,800億円(前期比8.6%増)とした。営業利益は、中東情勢による原材料費の上昇などの減益要因はあるものの、円安の進行及び米国関税還付の寄与が見込まれることから、従来予想を1,000億円上方修正し4,000億円(同50.7%増)とした。税引前利益は前回予想比1,000億円増の4,170億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同790億円増の2,890億円とした。

業績見通しにおける想定為替レートは、1米ドル=157円、1ユーロ=183円としている。

2026年12月期第2四半期決算短信


経営概況


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