コネクレーンズ(Konecranes):2026年6月25日
コネクレーンズは、チリの鉱業顧客からリフトトラック23台の新規受注を獲得した。対象機は厳しい鉱山環境に対応する専用仕様と保護機能を備え、包括的なサービス・サポートパッケージとともに提供される。導入先は同国北部の大規模銅鉱山で、物流オペレーションに活用される予定。受注計上は2026年第1四半期、納入は同年第3四半期を予定している。
世界最大の銅生産国であるチリでは、鉱業がインフラ整備や電化を支えるサプライチェーンの中核産業となっている。今回の顧客拠点では、すでにコネクレーンズ製リフトトラックが重量物搬送用途で稼働しており、新規導入によって車両保有能力を増強するとともに、燃料効率向上と稼働率改善を図る。
コネクレーンズのリフトトラック部門地域営業開発マネージャー、アンドレス・ラミレス(Andres Ramirez)氏は、「鉱山操業では拠点間で重量物を頻繁に搬送する必要があり、リフトトラックには高い性能が求められる。今回の受注は、コネクレーンズの機器がこうした厳しい用途に対応できることを示すものだ。チリの重要産業の一つである鉱業物流を支援できることを誇りに思う」とコメントした。
現地では、コネクレーンズの販売代理店であるトレックス・チリ(Trex Chile)が据付調整およびアフターサービスを担当する。大規模銅鉱山特有の要求に対応する上で、同社の地域密着型支援体制と用途知見が受注獲得の要因となった。
トレックス・チリの営業マネージャー、オスカー・イバラ(Oscar Ibarra)氏は、「顧客の操業内容や銅鉱山特有の厳しい環境下で必要とされる支援を理解することで、強固な関係を構築してきた。今回の増車は、コネクレーンズ製機器と迅速な地域サービスに対する顧客の高い評価を反映している」と述べた。
受注内容は、コネクレーンズF 16-600 Cフォークリフト16台、コネクレーンズF 10-600 Cフォークリフト4台、コネクレーンズSMV 32-1200 C重量物用リフトトラック3台で構成される。いずれも過酷環境下での高性能運用を前提に設計され、安全性と人間工学性能を強化し、オペレーターの作業負荷低減にも配慮した仕様となる。全23台には、顧客の操業環境に対応した鉱山向けキットを搭載する。
加えて、5年間のトゥルーコネクト(TRUCONNECT®)遠隔監視サービスを導入し、リアルタイムデータを活用した予防保全と最大稼働率の実現を支援する。技術研修、補修部品パッケージ、延長保証も提供し、導入初日からの安定運用体制を整える。
コネクレーンズは、顧客重視の姿勢と継続的な事業改善を通じてマテリアルハンドリング分野を展開しており、デジタル化や技術投資を進めるとともに、脱炭素化や循環型経済、安全性向上に貢献するソリューションの提供を強化している。
同社は50カ国超で約1万6,500人を擁するマテリアルハンドリングソリューションのグローバル企業。2025年の売上高は42億ユーロで、株式はナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki、銘柄コード:KCR)に上場している。
コメントを投稿するにはログインしてください。