キャタピラー財団、米国建国250周年を記念し250万ドル拠出

・STEM・AI教育支援と社員ボランティア活動を推進

キャタピラー(Caterpillar):2026年6月25日

米テキサス州アービング、キャタピラー財団(Caterpillar Foundation)は6月25日、米国建国250周年に向けた記念施策として総額250万ドル(約4億円、162円換算)を拠出すると発表した。寄付先はスミソニアン協会(Smithsonian Institution)およびポインツ・オブ・ライト(Points of Light)で、次世代人材の育成や教育支援、地域社会でのボランティア活動促進を通じ、将来の産業・社会基盤の強化を目指す。

今回の取り組みは、米国独立宣言署名から250周年を迎える節目に合わせて実施するもの。キャタピラー財団は、STEM(科学・技術・工学・数学)教育およびAI教育へのアクセス拡充を通じて将来の人材育成を支援するとともに、キャタピラー(Caterpillar)従業員による地域貢献活動の拡大も促進する。

キャタピラー財団のアシャ・ヴァルゲーゼ(Asha Varghese)社長は、「独立宣言署名250周年は、米国の未来を形づくる人々と可能性を支援する機会である。次世代に向けた成長機会の創出と、従業員による地域社会への継続的な貢献を後押ししていく」とコメントした。

同財団はこれまでも約20年にわたりスミソニアン協会を支援しており、新規博物館建設、科学教育、起業家育成プログラムなどに助成を行ってきた。今回新たに、同協会が展開する「アワ・シェアード・フューチャー:250(Our Shared Future: 250)」プログラムの一環として、今後3年間で230万ドルを拠出する。

資金はスミソニアン科学教育センター(Smithsonian Science Education Center)を通じて活用され、全米の幼稚園年長から高校までを対象としたK-12教育において、STEMおよびAI教育を提供し、高需要分野への就業に必要な能力形成を支援する。

具体的には、初の「スミソニアンSTEAMスクールズ・オブ・ディスティンクション(Smithsonian STEAM Schools of Distinction)」プログラムを創設。参加校に対して教員向け専門研修や実践型教材を提供するほか、AIをテーマとした学習ガイドを整備し、全米40地域の教員向けオンライン研修も展開する。

一方、残る資金は、ポインツ・オブ・ライトが進める全国的ボランティア促進キャンペーン「モビライジング・ミリオンズ・フォー・アメリカズ250(Mobilizing Millions for America’s 250)」に充当する。

この活動では、ボランティア参加拡大と社会的インパクト創出を図るとともに、より多くの市民を地域奉仕活動へ結び付けることを目指す。キャタピラー財団は、2027年4月までにキャタピラー従業員による累計25万時間の地域ボランティア達成を推進し、2035年までに全米のボランティア人口倍増を目指す同団体の目標達成にも貢献する方針だ。

キャタピラー財団は、「今後250年、さらにその先を見据え、地域社会と経済のレジリエンス(回復力・持続性)強化に継続して取り組む」としている。

■キャタピラー財団(Caterpillar Foundation)について

1952年設立。キャタピラー(Caterpillar Inc.)の社会貢献部門として、世界各地で生活向上支援を展開している。人材、自然資本、基礎サービス分野の社会基盤整備を通じ、地域社会の持続的発展を支援している。

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