愛三工業グループ、群馬に東日本初の生産拠点、燃料ポンプモジュールとプレッシャーレギュレータを生産開始へ

愛三工業(愛知県大府市)は6月22日、グループ会社のアイエムアイ(群馬県富岡市)において、燃料ポンプモジュール(FPM)およびFPM向けプレッシャーレギュレータの生産を開始する方針を発表した。新工場を建設し、2026年10月の竣工を予定している。同拠点は愛三工業グループにとって東日本初の生産拠点となり、供給体制の強化と事業継続計画(BCP)の観点からも重要な位置付けとなる。

今回の取り組みは、愛三工業が掲げる「FPM譲受事業の早期自社生産化」「重点4製品の世界市場での競争力強化」「グローバル視点での拠点最適化」の3つの重点施策に沿ったもの。

愛三工業は2022年9月にデンソーからFPM事業を譲り受けて以降、燃料系製品事業のグローバル展開を加速している。2026年1月の新社長就任後は、譲受事業の内製化と生産体制再構築を重点テーマに据えており、今回の生産移管・新設計画はその中核施策となる。

新工場では、譲受した生産ライン設備の移管に加え、新規ラインを整備し、高圧フィルター式のカップ式FPMおよびFPM用プレッシャーレギュレータの製造を開始する計画。事業譲受後の早期自社生産化を進めることで、製造効率と供給安定性の向上を図る。

さらに、プレッシャーレギュレータの主要構成部品については、アイエムアイが強みとする金属プレス技術を活用した内製化も推進する。部品加工から組立まで一貫対応できる体制を整備し、品質向上と安定供給の両立を目指す。

拠点戦略の面では、群馬県富岡市に位置するアイエムアイを東日本向け供給の中核拠点として活用する。関東・東北地域の顧客との距離的優位性を生かし、迅速な供給対応やサービス維持につなげる考えだ。加えて、生産拠点の分散による供給リスク低減を進め、災害や障害発生時の事業継続性向上も図る。

アイエムアイは2023年11月に愛三工業グループへ参画した企業で、アルミニウムやステンレスの深絞り加工技術、金属プレス用金型の設計・製作などを強みとしている。今回の新工場計画を通じ、グループ全体の燃料系製品事業の競争力強化を支える役割を担う。

■新工場概要
所在地:群馬県富岡市一之宮字東丹生森1900-1
敷地面積:約6,334㎡(有効面積4,800㎡)
生産品目(予定):燃料ポンプモジュール、プレッシャーレギュレータ
竣工予定:2026年10月

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