徐工、ウズベキスタンで建設機械の現地化人材育成を加速

・「2+1+1」共同培養モデルで中亚市場深耕

徐工(XCMG):2026年6月23日

タシュケント(ウズベキスタン)発――中国企業による「一带一路」イニシアチブ下での人材現地化が、新たな段階へ。建設機械大手・徐工機械(XCMG)は6月中旬、ウズベキスタンで高等教育機関との戦略的提携を相次いで締結し、建設機械分野における本土化人材育成の新チャネルを本格始動させた。

■第5回タシュケント国際投資フォーラムで2つの重要合意

現地時間6月16日から19日まで開催された第5回タシュケント国際投資フォーラムは、ウズベキスタン最大規模の経済イベント。各国首脳や政府高官、国際機関、企業関係者ら1万人超が参加する中、徐工機械副総裁の羅光杰氏がウズベキスタン高等教育・科学・イノベーション省副大臣ウクタム・サロモフ氏と戦略協力覚書に署名した。

さらに同日、ウルゲンチ国立大学学長フェルザ・ルジンバエヴナ・マダヒモワ氏、徐工グローバル学習教育センター主任兼徐工技師学院院長の張麗娜氏、徐州工程学院副学長の黄伝輝氏が立ち会い、「2+1+1」共同培養プロジェクトに関する三者協力協定に署名。企業・大学・大学の連携による革新的な人材育成スキームが正式にスタートした。

この取り組みは、徐工が推進する海外人材現地化戦略の重要一環。現地産業ニーズに的確にマッチした管理職・技術者・マーケティング人材を計画的に育成し、グローバル事業の現地化基盤を強化する狙いがある。

■校企連携推進会で具体的な実施体制を確認

6月19日には「中烏校企協力推進交流会」が開催され、サロモフ副大臣が議長を務めた。ウズベキスタン高等教育省関係者やウルゲンチ国立大学、タシュケント国立技術大学、TIIAME国立研究大学などの大学首脳が出席。徐工側からは張麗娜氏、黄伝輝氏ら代表団が参加した。

会合では、徐工のウズベキスタンにおける産業布局と投資計画が紹介され、サロモフ副大臣は「徐工の強固な現地基盤と旺盛な現地化人材需要が、双方の協力の核心だ」と指摘。中国・ウズベキスタンの戦略的パートナーシップが教育分野でも深化していることを強調した上で、高等教育の国際化やデュアル教育システムの拡大、国際労働市場に通用する専門人材育成を国家優先課題の一つに位置づけた。

徐工のグローバル学習教育センターについては「教育チェーンと産業チェーンを結ぶ重要なハブ」としてその価値を高く評価し、中烏工程機械分野の人材育成プラットフォームとしてのさらなる役割に期待を寄せた。

■「2+1+1」モデルとは
「2+1+1」共同培養プロジェクトは、ウズベキスタン現地大学生を対象とした企業・大学連携型プログラム。企業が求める管理・技術・マーケティング分野の即戦力人材を、大学2年+企業1年+大学1年のカリキュラムで育成する。卒業時には大学学位に加え、中国語運用能力と徐工独自のカスタムコース修了証を取得。理論教育と現場実践をシームレスに結びつけることで、現地企業の中核人材を安定的に供給する仕組みだ。
徐工関係者は「産業が発展するところに、人材育成も追従する。海内外の教育資源を連携させ、双方向に通じる国際化人材育成ルートを構築することで、『一带一路』における現地化人材育成の『徐工モデル』を確立したい」と意気込みを語る。

ニュースリリース

産学連携と文化交流の両輪で中亚地域の持続可能な発展を後押しする徐工の取り組みは、建設機械業界における海外事業の新たな成功事例として注目を集めそうだ。