ボッシュ・レックスロス、極限環境対応のリニアガイド用ランナーブロックを投入

ボッシュ・レックスロス(Bosch Rexroth):2026年6月22日

ボッシュ・レックスロスは、リニアガイド製品群を拡充し、真空、高温・低温、過酷環境、さらには腐食性媒体への接触といった極限条件に対応する新型ランナーブロックを発表した。新製品「NRTVGランナーブロック(NRTVG:NRII Temperature Vacuum Graded)」は、サイズ25のBSHPボールレールシステム向けで、全金属製構造を採用し、-30~200℃の温度範囲での運用が可能である。

同製品は耐食鋼製で、各種腐食性媒体に対して高い耐性を備える。さらに、金属または耐性プラスチック製のワイパーなど、用途に応じたオプション部品の装着が可能で、幅広い使用条件に対応する。
主な用途としては、半導体および電子産業におけるディスプレイ製造や、最大10^-7 mbarの真空環境下で行われる各種製造プロセスが挙げられる。両側に設けられた2つの通気孔により、設置時に生じるエアポケットを迅速に排出し、真空環境への影響を抑制する設計となっている。このほか、極低温環境の保管施設、屋外倉庫、鋳造やガラス製造に見られる高温環境などにも適用可能である。
同ランナーブロックは、最新の金属粉末射出成形法(MIM:Metal Injection Molding)により製造されたボールガイドを採用しており、リニアガイド内に樹脂部品の使用が許容されない用途にも対応する。オプションとしてフッ素ゴム(FKM)製シールを用意し、腐食性媒体との接触時におけるシール性能を確保するとともに、150℃までの連続使用に耐え、耐薬品性および耐油性も備える。また、耐食鋼製のカバープレートワイパーを装着することで、切り粉などの粗大異物の侵入を防止する。

新製品は用途に応じて標準レールまたはNRIIレールとの組み合わせが可能で、特許取得済みのエントリーゾーン設計により、さらなる性能向上を実現している。低脈動のBSHPボールレールシステムと組み合わせることで、高精度かつ長寿命(走行寿命1,200万km以上)を達成する。また、ガイドレールとランナーブロックは個別交換が可能で、保守コストおよび資源使用の最適化にも寄与する。
設計および選定は、レックスロス(Rexroth)のランナーブロックコンフィギュレーターやリニアモーション技術用オンラインセレクターにより迅速に行うことができる。必要な情報を入力するだけで、最適な製品仕様が提示され、付属品やCADデータを含めて即時発注が可能となっている。

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