竹内製作所・関西電力送配電・DeepX、建設機械の遠隔化・自動化で共同研究

・送電線工事における鉄塔基礎工事の掘削・排土作業を対象に

竹内製作所関西電力送配電 (大阪市北区)、DeepX(東京都文京区)の3社は、6月22日、送電線工事における鉄塔基礎工事の掘削・排土作業を対象に、建設機械の遠隔化・自動化に関する共同研究を開始すると発表した。竹内製作所の電動ミニショベル「TMシリーズ」を改良し、DeepXの遠隔運転・自動運転システムと組み合わせて実工事へ適用し、有効性を検証する方針。

■共同研究の狙い
今回の共同研究は、少子高齢化に伴う労働人口減少への対応に加え、狭隘な掘削孔内での高度な操作技能への依存を低減し、安全性を高めることを目的としている。

鉄塔基礎工事の深礎掘削は、掘削と崩壊防止のためのライナープレート設置を繰り返しながら進める工法で、地表から深い位置での作業となるため、安全面への配慮が不可欠となる。

■技術の概要
竹内製作所は、現行の電動ミニショベル「TMシリーズ」の改良に加え、新たに排土装置を開発する。

これにDeepXの遠隔運転システム、自動運転システムを組み合わせ、関西電力送配電が担う鉄塔基礎工事の現場で実証する。作業員は「操作」から「指示」へ役割を移し、少人数での施工を目指す。

■期待される効果
3社は、掘削・排土作業の省人化、作業員の経験や技能への依存度低減、安全性向上の3点を主な効果として掲げている。[添付]
特に、狭隘な掘削孔内での建設機械操作を自動運転に置き換えることで、熟練者不足の影響を受けにくい施工体制の構築を狙う。

■事業への影響
竹内製作所は、本件が当連結会計年度の業績に与える影響はないとしている。

■参考情報
TMシリーズは、発電機からの有線給電で稼動する電動ミニショベルで、同社は1993年から送電線の鉄塔向け深礎掘削専用機として開発・製造・販売を続けてきた。送電用鉄塔は、台風の強風や着氷雪などの厳しい自然条件に耐える強固な基礎が必要で、急峻な山岳地では基礎深さが数十メートルに及ぶ場合もある。

ニュースリリース