三井E&S、アルゼンチンExolgan向け環境対応型ヤード用コンテナクレーン5基受注

・中南米港湾市場拡大を背景に脱炭素・荷役能力向上を支援

三井E&Sは6月22日、アルゼンチンの港湾運営会社エクソルガン(Exolgan S.A.)から、環境対応型ヤード用コンテナクレーン「三井パセコトランステーナ」5基を受注したと発表した。中南米市場で拡大するコンテナ需要への対応と、港湾分野における脱炭素化の取り組みを後押しする。

納入先となるエクソルガンは、アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊のドック・スッド港(Dock Sud)で主要コンテナターミナルを運営している。同港はブエノスアイレス港湾エリアの中核拠点の一つであり、同エリア全体のコンテナ貨物取扱量の約40%を担うなど、同国の物流・経済を支えるゲートウェイ港として位置付けられている。

近年、コンテナ取扱量の増加やサプライチェーン構造の変化を受け、エクソルガンでは新たなコンテナ施設整備や既存設備の改良を進めており、ターミナル機能強化と脱炭素化を並行して推進している。

今回受注したクレーンは、南米初となるニアゼロエミッション型のヤード用コンテナクレーン。従来のディーゼルエンジン発電機のみを搭載した設備と比較して、荷役作業時のCO₂排出量を最大70%削減できるという。環境負荷低減に加え、荷役効率や処理能力の向上にも寄与する。

三井E&Sはこれまで中南米地域において、エクソルガン向けを含め岸壁用コンテナクレーン「三井パセコポーテーナ」6基、ヤード用コンテナクレーン「三井パセコトランステーナ」48基の納入実績を有する。今回の受注は、北米を起点とした米州戦略に基づく事業拡大を加速する案件として位置付ける。

同社は今後も、環境性能と品質を両立した港湾荷役機器の供給を通じて、世界各地の港湾脱炭素化と物流インフラ高度化を支援し、物流システム事業のグローバル展開を強化していく方針。

画像:ブエノスアイレス港で稼働中の三井パセコトランステーナ

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