・ファラデーローテータ生産を3倍に
住友金属鉱山(東京都港区)と三菱ガス化学(東京都千代田区)は6月22日、両社の合弁会社グラノプト(秋田県能代市)が光通信分野で使用されるファラデーローテータの生産能力を2027年度中に2025年度比で3倍へ引き上げると発表した。需要拡大を背景に供給体制の強化を図る。
同社はすでに2024年度に第2工場を稼働させ、生産能力の増強を進めている。今回の計画では新設投資に加え、同工場の既存ラインにおける稼働率および生産効率の向上を進めることで、増産を実現する方針。
ファラデーローテータは光の進行方向を制御する光学部材で、電気信号と光信号を変換するデバイスなどに用いられる。光通信では微小な反射やノイズが品質に影響を及ぼすため、同部材による光制御は通信機器の安定動作に不可欠となる。
近年は生成AI、クラウドサービス、動画配信の普及によりデータ通信量が急増しており、高速かつ安定した通信を支える光通信技術の重要性が一段と高まっている。これに伴い、通信の安定性向上に寄与するファラデーローテータの需要も拡大している。
こうした市場環境を背景に、グラノプトは生産体制の強化を通じて高品質製品の安定供給を図り、情報通信インフラの高度化に対応する構えだ。
■計画概要
・実施主体:株式会社グラノプト
・所在地:秋田県能代市扇田字扇渕4番地4
・内容:ファラデーローテータの生産能力増強
・増強規模:2027年度中に2025年度比約3倍
・手法:第2工場既存ラインの稼働率向上および生産効率改善
・背景:光通信需要の拡大(生成AI、クラウド、動画配信の普及)
・出資:三菱ガス化学49%、住友金属鉱山51%
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