独クラース、「CLAAS connect」に農業ソフト連携機能追加、施肥需要算定と法令対応型ドキュメント管理を強化

クラース(CLAAS):2026年6月19日

クラースは6月19日、農業向けデジタルプラットフォーム「クラース コネクト(CLAAS connect)」に、ドイツ国内向けとして農業管理ソフト「アッカープロフィ(Ackerprofi)」との新たな連携インターフェースを追加したと発表した。施肥需要の算定や、州ごとの規制に対応した施肥・植物保護作業の記録管理を可能にし、農場業務の効率化と法令順守を支援する。

同社は2024年10月の本格展開以降、「CLAAS connect」を継続的に拡張しており、機械・農場運営・サービス・販売パートナーを統合するデジタル基盤として機能を強化してきた。今回の連携は、クラース製機械の統合や新機能開発に加え、異なる車両群や農場運営全体を一体管理する方向への拡張策の一環となる。

新たなインターフェースでは、「CLAAS connect」で登録された作業内容が自動的に「Ackerprofi」の受信箱へ転送される。転送対象には、使用した資材、投入量、作業日時、使用機械、従事者情報などが含まれる。

これにより、現場作業と事務作業の間の情報連携を効率化し、以下の機能を提供する。

・自動データ連携による二重入力の削減
・各州の規制に基づく自動行政チェック機能
・複数農場にまたがる作業記録の自動仕訳
・区画境界情報の照合による申請面積への正確な記録反映

クラース販売会社(CLAAS Vertriebsgesellschaft)のデジタル事業責任者、スヴェンヤ・ピーパー(Svenja Pieper)氏は、「この連携により、『CLAAS connect』で取得した豊富な機械・営農データと、事務所側での法令対応型ドキュメント管理を直接結び付けられる。農業経営に透明性、時間短縮、安全性をもたらす」と述べた。

また、アッカープロフィ(Ackerprofi)の代表取締役ヤン・プロブスティング=アデロウォ(Jan Pröbsting-Adelowo)氏は、「植物保護管理の新たな要件として、作業内容を完全かつ今後はデジタルで記録する必要性が高まっている。『CLAAS connect』で収集された作業データは容易に『Ackerprofi』へ転送され、監査対応に必要な情報を追加して文書化できる。クラースとの協業により、行政要件への対応だけでなく、顧客の日常業務へ自然に組み込めるソリューションを提供する」とコメントした。

「CLAAS connect」はサービス開始以降、多数の農業ソフトウェアや機械データプラットフォームとの連携機能を実装しており、システム間のシームレスなデータ共有を実現している。今後も各地域の制度要件に対応した専門パートナーとの接続を世界各地で拡充し、農家や農業受託事業者向けに包括的な車両・営農管理基盤として発展させる方針。

同社は、自動記録、データに基づく意思決定支援、自動化機能を通じて、農業経営の最適化と業務効率向上を支援していく。

ニュースリリース