椿本チエイン、電動アシスト3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」を事業者向けに限定発売

・荷物運搬と移動を両立する新小型モビリティ、独自後輪スイング機構で安定走行を実現

椿本チエインは6月8日、電動アシスト付き3輪自転車「LA SI QUE(らしく)」の事業者向け限定販売を6月15日から開始すると発表した。機械部品大手として知られる同社が新事業領域として開発した本製品は、工場敷地内運搬や観光地シェアリングなど、ビジネスシーンでの「荷物の運搬+移動」という二つの課題解決に特化した小型モビリティとなる。

同社は2023年4月にプロトタイプを完成させ、独自技術の投入により商品化を実現。まずはBtoB限定での数量限定販売とし、将来的には一般消費者向け(BtoC)展開も視野に入れている。

■独自の後輪スイング機構がもたらす新次元の走行性能

「LA SI QUE」の最大の特徴は、椿本チエインが独自開発した後輪スイング機構にある。従来の3輪自転車が抱えがちだった操舵性の悪さと、重量物積載時の不安定さを解消するため、3輪の安定性と2輪自転車に近い自然なハンドリングを両立させた。

これにより、段差や傾斜路、凹凸路面など様々な走行環境下でも滑らかで安定した乗り心地を提供。事業者現場で求められる実用性を大幅に向上させている。

■最大積載重量30kgを実現する低重心設計

自転車法規制枠内の最大積載重量30kgに対応。3輪特有の低重心荷台と高い荷台剛性を組み合わせ、重量物を搭載した状態でも優れた走行安定性を確保した。工場内物流や商品配送、観光施設での荷物運搬など、幅広い用途に対応可能だ。

また、1充電あたりの航続距離は60km(強モード、業界統一テスト条件に基づく)を達成。業務効率化に寄与する実用的なスペックとなっている。

■多様な荷台バリエーションを企画開発中

現在は標準の荷物運搬用荷台を搭載するが、今後は用途に応じた多彩な荷台オプションの展開を予定。ユーザーニーズに柔軟に対応できるプラットフォームとして進化していく方針だ。

■6月10日~11日「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO2026」に出展

発売に先駆け、6月10日から2日間、東京・新宿で開催される「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO2026」に出展する。会場では実車展示に加え試乗も可能となっており、実際の走行性能を体感できる機会となる。

同社担当者は「機械メーカーとしての知見を活かし、現場で本当に使える電動モビリティを追求した。荷物運搬業務の生産性向上と、移動の快適性を同時に実現する新しい選択肢を提供したい」と意気込みを語っている。

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