アマダ、板金加工機械の資源循環モデルを本格始動、回収・再生から原材料化まで一貫

・国内循環体制を構築

アマダは6月18日、板金加工機械の回収・再生ビジネスにおいて、機械の回収から資源化、再調達までを一体化した資源循環モデルを同月より本格稼働したと発表した。直販・直サービス体制を生かし、自社内で循環を完結させるサーキュラーエコノミーの取り組みを強化する。

同社は2026年度始動の「中期経営計画2030」において、サーキュラーエコノミーを重要課題に位置付けている。今回の施策はその具体化の一環で、資源リサイクル企業および電炉鉄鋼メーカーと連携し、国内での循環連携体制を構築した。金属加工機械業界における同様の取り組みとしては初のケースとなる。

同社は従来より、下取りなどで回収した機械を整備し、中古再生機として再販売するリバースビジネスを展開してきた。高品質な整備とサービスネットワークに支えられた保守体制により、再生機は市場で一定の評価を得ている。

今回の新モデルでは、再生が困難な旧型機などについても資源価値を最大化する仕組みを構築した。従来はリサイクル資源として処理していた機械を、解体・選別後に電炉で再溶解し、高品質鋼材として再生。その鋼材を自社製品の原材料として再調達することで、「自社製品由来の資源を自社製品へ戻す」循環を実現した。

初年度は年間約1,000トンの鉄資源の調達を見込む。開始エリアは首都圏および東海地域を中心とし、今後順次拡大する方針。

今後は板金加工機械以外の装置への展開に加え、非鉄金属や周辺機器の資源循環にも対象を広げる計画。グループ全体で持続可能なものづくりの実現を図る。

同社は「製品の誕生から再生までを見据えたサステナビリティ経営を推進し、資源の有効活用と顧客の持続的成長に貢献する」としている。

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