TDK、センサ事業拡大へ新潟県小千谷市に新工場新設、2029年上半期稼働予定

TDK(東京都中央区)は6月1日、センサ事業のさらなる拡大に向け、新潟県小千谷市に新工場「TDK信濃川テクノ工場」を新設すると発表した。フィジカルAI市場の成長を見据え、センサ製品の生産能力強化とカスタムセンシングソリューション(Custom Sensing Solutions)事業の拡大を図る。新工場の稼働開始は2029年上半期を予定している。

近年、AI技術はロボティクス、スマートインフラ、自動化システムなどの実世界を対象とする「フィジカルAI」分野へ急速に広がっている。こうした分野では現実世界の情報を高精度かつリアルタイムで取得するセンサが不可欠となっており、AIエコシステム市場の中長期的な成長が期待されている。

TDKは磁気センサやMEMSセンサをはじめとする幅広いセンシング技術を展開しており、自動車、産業機器、ICT分野を中心に需要が拡大している。今回の新工場設立は、こうした需要増加への対応と、中長期的な成長戦略の実現を目的とするもの。

新設するTDK信濃川テクノ工場ではセンサ製品の生産を担い、現在推進しているカスタムセンシングソリューション事業の強化を図る。具体的な生産能力や設備内容については今後検討するとしているが、将来的な需要増加に柔軟に対応できる生産体制の構築を重視する方針。

同社は、AIエコシステム市場を重点市場の一つに位置付けており、グローバルネットワークとセンシング技術を活用しながら事業拡大を進めている。新工場はその成長戦略を支える重要拠点となる見通しで、持続的な企業価値向上にもつなげる考え。

■プロジェクト概要
工場名:TDK信濃川テクノ工場
所在地:新潟県小千谷市大字千谷字小嶋甲3000番地
敷地面積:173,335㎡
建屋面積:132,075㎡
事業内容:センサ製品の生産
稼働開始予定:2029年上半期
投資目的:センサ事業拡大、カスタムセンシングソリューション事業強化、フィジカルAI市場向け需要対応
事業主体:TDK株式会社
発表日:6月1日

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