大成建設、GREEN×EXPO 2027建設現場に次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を導入

・建設機械向けドロップイン型燃料で施工段階からの脱炭素化を実現

大成建設は6月3日、2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)の会場内で建設を進める展望施設「TAISEI GREEN TERRACE(仮称)」の施工において、ユーグレナ供給の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ100」および「サステオ51」を建設機械向け燃料として採用したと発表した。

■ドロップイン型で設備改造不要、CO2を最大100%削減

今回導入した両燃料の最大の特長は、既存のディーゼルエンジンおよび給油設備をそのまま転用できる「ドロップイン型」である点だ。建設機械の改造や大規模な設備投資を必要とせず、現行の運用体制を維持したまま即時導入が可能となる。

CO2削減効果については、従来の軽油との比較で「サステオ100」が約100%削減、「サステオ51」が約51%削減を実現する。施工段階における温室効果ガス排出量の大幅な低減が期待される。

■電動化が困難な大型・長時間稼働機械への現実解

建設業界では施工時のCO2排出削減が業界横断的な重要課題となっているが、建設現場では長時間稼働や高出力が求められる重機・建設機械が多く、現時点では電動化のみで全需要をカバーすることは技術・コスト両面で難しい局面も多い。次世代バイオディーゼル燃料は、こうした電動化の代替・補完手段として、既存インフラを最大限活用しながら脱炭素目標を追求できる現実的な選択肢として注目を集めている。

■博覧会テーマに沿い、施設整備から施工まで一体的に脱炭素推進

大成建設グループは、GREEN×EXPO 2027が掲げるテーマ「幸せを創る明日の風景」に賛同し、施設整備から施工段階まで一体的に脱炭素化と資源循環の取り組みを展開する方針を示している。同社は「TAISEI GREEN TERRACE(仮称)」の施工に関する取り組みや最新情報を、GREEN×EXPO 2027特設サイト(https://greenexpo2027.taisei.co.jp/)で順次公開していく予定。

建設機械の燃料転換という施工現場レベルでの脱炭素アプローチは、今後の大型プロジェクトにおける標準的な取り組みとして業界内に波及する可能性があり、その動向が注目される。

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