斗山ボブキャット(Doosan Bobcat):2026年6月2日
斗山ボブキャット(Doosan Bobcat)はこのほど、AIソリューション企業のMAUM.AIと、建設機械向け自律技術の共同開発を目的とする覚書(MOU)を締結した。締結式は6月2日、韓国・京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)の盆唐(ブンダン)斗山タワー(Doosan Tower)にて執り行われた。
今回の協業は、斗山ボブキャットが推進するフィジカルAI(Physical AI)イニシアティブの一環。斗山ボブキャットが小型建設機械製品およびデータを提供し、MAUM.AIがビジョン・ランゲージ・アクション(VLA=Vision-Language-Action)モデルに基づくAI駆動の自律作業機能の応用を探求する。両社は自律作業技術の実現可能性検証と概念実証(PoC)テストを共同で推進する計画だ。
斗山ボブキャット エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高戦略責任者(CSO)のチャーリー(ヒョンチョル)・パーク(Charlie (Hyunchul) Park)氏は「今回の協業は、建設機械における自律作業技術の実用化を拡大するうえで重要な一歩だ。顧客の生産性向上と業務効率化に資するイノベーションを推進し、建設業界の次なる成長フェーズをリードしていく」と述べた。
MAUM.AI 最高経営責任者(CEO)のホンソプ・チョイ(Hongseop Choi)氏は「建設機械産業においてAIが理解・実行できる作業領域は、今後急速に拡大するとみている。VLAベースのフィジカルAI技術を通じて、産業機械の自律化レベルの向上に貢献し、実際の現場で活用できるAIソリューションの提供に注力していく」とコメントした。
斗山ボブキャットはこれまで、グローバル企業との協業・出資を通じて、レーダー、機械自動化、認識・意思決定など、自律作業・無人化ソリューションに向けたコア技術とデータの蓄積を進めてきた。主な提携先には、レーダー専門企業のエインスタイン(Ainstein)、商業用芝刈り機向け自律走行ソフトウェア企業のグリーンジー(Greenzie)、農業テックソフトウェア企業のアグトノミー(Agtonomy)、自律測量車両企業のシブ・ロボティクス(Civ Robotics)など、米国企業が名を連ねる。
また、2026年1月の「CES 2026」では、50以上の機能を音声で操作できるAI搭載技術「ジョブサイト・コンパニオン(Jobsite Companion)」を発表。同年夏には米国市場向けに新型コンパクトローダーを投入し、オプション機能として搭載する予定だ。
両社は今後、自律技術を実際の建設現場環境により近い形で実装し、生産性・効率性・精度の向上をもたらす革新的ソリューションの提供を目指す。
■斗山ボブキャット(Doosan Bobcat Inc.)について
世界的ブランドであるボブキャット(Bobcat)の製造・販売を手がける斗山ボブキャットは、小型建設・農業・造園・地盤整備機械、フォークリフト、マテリアルハンドリング機器、発電機、エアコンプレッサー、ライトタワー、小型転圧機械、アタッチメントなどの開発・製造・販売において業界をリードする。グローバル本社を韓国・城南市盆唐に置き、米国ノースダコタ州ウェストファーゴ(West Fargo)およびチェコ共和国ドブジーシュ(Dobris)に地域本部を構える。斗山ボブキャットは斗山グループ(Doosan Group)の傘下企業。
■MAUM.AI Inc.について
MAUM.AIは「ロボットの頭脳を構築する」というビジョンのもと、言語・音声・視覚・動作制御技術を統合したフィジカルAIを開発する企業。独自のファウンデーションモデルとVLAベース技術により、ナビゲーションとマニピュレーションを組み合わせた自律ロボットを展開し、製造・物流をはじめとする幅広い分野の課題解決に取り組んでいる。
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