・コンパクトさと操作性を両立
ヤンマーCE EMEA(Yanmar Compact Equipment EMEA):2026年6月2日
ヤンマーCE EMEAは、欧州市場向けの2~3トンクラスミニ油圧ショベルとして、新型「SV26-7」と「ViO27-7」を発表した。先行モデルの実績を基に、現代の現場ニーズに直接応える次世代機として開発された。建設、造園、都市部工事など多様な現場で求められる「コンパクトでありながら高性能で安定性に優れ、操作しやすい機械」という要求に的確に応えた2機種は、特にレンタル需要の大きい2~3トンクラスで競争力を発揮する。
狭小空間に強い「ViO27-7」と安定性を高めた「SV26-7」
「ViO27-7」はヤンマー伝統のゼロテールスイング設計を採用。後方旋回半径わずか750mmを実現し、建物壁際や道路沿いなどの狭隘部作業で高い安全性と作業性を発揮する。
一方の「SV26-7」はショートテールスイング仕様とし、最適化されたカウンターウェイトにより優れた安定性と吊り能力を確保。後方旋回半径は1,165mm(カウンターウェイト装着時1,240mm)で、安定性・トラクション・吊り作業が重視される現場に適している。
両機種ともに機体幅はコンパクトに抑えられ、「SV26-7」が1500mm、「ViO27-7」が1550mm(キャブ・ゴム履帯込み)。作業安定性を損なうことなく、輸送性と現場進入性に優れる設計となっている。
■実作業で頼れるパワーと操作性
両機種ともヤンマー製「3TNV80F」エンジンを搭載し、ネット出力17.7kW/グロス出力18.4kW(2800rpm)を発揮。低燃費でありながら力強い作業性能を両立する。バケット掘削力は最大21.4kN、アーム掘削力16.5kN、最大掘削深さは3025mmと、ライフライン工事や造園、建築基礎工事などで十分な能力を発揮する。また、走行時を含む同時複合動作に強いヤンマー独自の「ViPPS」油圧システムにより、滑らかでレスポンシブな操作感を実現している。トラクション力は最大23.5kN、ブームスイング角度は左75°・右60°を確保し、限られたスペースでの効率的な作業を可能にする。
■安定性とオペレータビリティの向上
特に「SV26-7」ではバランスの取れた車体レイアウトと強化された後部構造により、重アタッチメント使用時や不整地でも安定した吊り作業が可能。「ViO27-7」もゼロテールスイングでありながら堅牢な下部走行体と最適重量配分により、安定した作業プラットフォームを提供する。
さらに前吊り能力を最大11%向上させるなど、両機種とも実用的なリフト性能を強化している。
キャビンは広々とした設計で、良好な視認性、直感的な操作性を重視。長時間作業でも疲労を軽減する快適な作業環境を実現しており、特にレンタル市場で多様なオペレータが使用することを考慮した設計となっている。
■輸送・メンテナンス性も向上
標準アタッチメント(クイックカプラー、3種類のバケット)装着時、3.5トン規制内で輸送可能。日常点検・整備を容易にするワイドオープン設計を採用し、ダウンタイムの削減に貢献する。ヤンマーの信頼性と充実したサービスネットワークにより、長期間にわたる高い稼働率が期待できる。ヤンマー独自のプレミアムレッドで仕上げられた「SV26-7」と「ViO27-7」は、コンパクト設計、強力な作業性能、直感的な操作性を高次元で融合させた次世代ミニ油圧ショベルとして、欧州市場に投入される。
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