三井化学、高屈折率メガネレンズ材料「MR™」の生産能力を増強、2029年上期に新プラント稼働

三井化学は6月3日、高屈折率メガネレンズ材料「MR™」の生産能力増強を決定したと発表した。福岡県大牟田市の大牟田工場内に新プラントを建設し、2029年上期の商業運転開始を予定する。世界的な近視人口の増加や高付加価値レンズ需要の拡大を背景に、グローバル市場向けの供給能力を強化する。

三井化学は、メガネレンズ材料からコーティング材料まで幅広い製品を展開し、ビジョンケア分野で世界のレンズメーカーを支援している。主力ブランドである「MR™」は、高屈折率による薄型・軽量化に加え、高アッベ数による色収差の抑制、高耐衝撃性を兼ね備えた高性能レンズ材料として世界市場で高い評価を得ている。

近年は、世界人口および近視人口の増加に加え、アジアや北米を中心に高品質・高機能なプレミアムレンズを求める消費者層が拡大していることから、高屈折率レンズ市場の成長が続いている。こうした需要増加に対応するため、同社は大牟田工場に新たな生産設備を導入する。

今回の設備投資は、MR™ブランドの複数製品を対象としており、製品ラインアップ全体の供給能力を引き上げることで、グローバル市場における安定供給体制のさらなる強化を図る。これにより、レンズメーカーの需要拡大に対応するとともに、市場での競争力向上を目指す。

同社は今後もビジョンケア材料事業を成長分野と位置付け、「視界品質QOV(Quality of View)」をコンセプトに、視力矯正だけでなく目の健康や快適性の向上につながる製品開発を推進していく方針だ。

■プロジェクト概要
計画名:高屈折率メガネレンズ材料(MR™)生産能力増強計画
事業者:三井化学
対象製品:高屈折率メガネレンズ材料「MR™」
建設場所:三井化学 大牟田工場内
所在地:福岡県大牟田市浅牟田町30番地
投資内容:MR™ブランド製品向け新プラント建設
目的:世界的な需要拡大への対応と安定供給体制の強化
稼働開始予定:2029年上期
期待効果:製品ラインアップ全体の供給能力向上、グローバル市場での供給力強化と事業拡大推進

ニュースリリース